6,300字の読みやすい短編で、すごく自然に物語が進んでいき、ラストはあっと驚く仕掛け。ネタバレになりそうで細かな点に言及できませんが、男の子と女の子の掛け合いはラブコメのように軽やかでいて、下地にはいじめというテーマがあるので軽すぎず、二人の距離の変化がありありと分かる甘酸っぱさでした。素敵な物語をありがとうございます!
一話6000字という長さにもためらわずによんでみてほしい。きっとあなたの胸がざわつくだろう。自分はそうだった。
終始、理不尽が根底に流れ続けるが、印象が前半と後半で大きく異なる。物語の行き着く先はまったく予想だにしなかったものでした!偶然か必然か、突然始まった二人だけの世界。不思議な友情が見せるのは、慰めか奇跡か。主人公の斜に構えた態度と積極的なヒロインという王道スタイルでありつつ、個性のある内容でとても面白かったです。