ぼくははっぴーえんど
ミヤシタ桜
はっぴーえんど
ぼくは、すこし汚れた白色の壁に、ようちえんの時に書いたママとパパの絵がかざれている部屋にいたんだ。
すると、ママとパパ、そして見覚えのあるようなないような猫が、一緒に部屋に入ってきたんだ。
ママとパパは、その猫を抱えてすごく泣いている。なんでなんだろう。
きっと、ぼくがなにかをしたんだ。ごめんなさいしなきゃ。
「ごめんなさい」
でも、泣くことをママとパパはやめない。なんでなんだろう。きっともっとあやまればいいのかな。
「ママ、パパ。ごめんなさい。ごめんなさい。」
それでも、泣くことをやめない。
ねぇ、なんでなの?
ぼくには分からなかった。
そのうち、泣き止んだと思ったまたママとパパは、ぼくをみてまた泣いてしまった。
ぼくには何故か分からなかったから、その部屋を出たんだ。
そういえば、なんであの部屋ぼくはいたんだったっけ。
そうだ。みんなと帰っているとき、
目の前に可愛い猫がいて、その猫に近づいた時だったんだ。
突然、「はっぴーえんど」「ばっとえんど」とかかれた、なにかが、ぼくの目の前に現れたんだ。
ぼくは、「はっぴーえんど」を選んだんだ。だって、「ばっとえんど」って悪いことってママが言ってたもん。
そういえば、あの猫は、あの可愛い猫だったのかも。
その後のことはあんまり覚えてない
。
でもね、すごく窮屈なところに閉じ込められて、すごっく熱いところにいったのは覚えてるよ。
本当に熱いんだ。やかんを倒して火傷をした時よりも熱かったんだ。
でもね、すこし経った後には熱さが消えたんだ。
きっと、「はっぴーえんど」を選んだおかげかな。
ぼくははっぴーえんど ミヤシタ桜 @2273020
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます