概要
悪魔の力まで用いる、熾烈な皇帝位争奪戦の舞台裏を描く短編ファンタジー。
〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
先帝マグスミレニアス一世の死去にともない、孫の若きエルドラニア国王カルロマグノ一世に次の神聖イスカンドリア帝国皇帝として白羽の矢が立つ。彼は先帝を輩出した名門ハビヒツブルク家の血を引くとともに、エルドラニアをはじめとした多くの王侯とも血縁関係のある超サラブレッドだったからだ。
ところが、ハビヒツブルク家の勢力拡大を快く思わないプロフェシア教の最高権威・預言皇レオポルドス十世は、対抗馬にエルドラニアの宿敵、フランクル王国の王フランクルーゼ一世を擁立する。
神聖イスカンドリア帝国の皇帝は七人の選王侯と呼ばれる諸侯による〝皇帝選挙〟の投票で選ばれることになっており、その選王侯とはマイエンズ大司教、トリエリア大司教、コルン大司教の聖世候三人と、ボ
先帝マグスミレニアス一世の死去にともない、孫の若きエルドラニア国王カルロマグノ一世に次の神聖イスカンドリア帝国皇帝として白羽の矢が立つ。彼は先帝を輩出した名門ハビヒツブルク家の血を引くとともに、エルドラニアをはじめとした多くの王侯とも血縁関係のある超サラブレッドだったからだ。
ところが、ハビヒツブルク家の勢力拡大を快く思わないプロフェシア教の最高権威・預言皇レオポルドス十世は、対抗馬にエルドラニアの宿敵、フランクル王国の王フランクルーゼ一世を擁立する。
神聖イスカンドリア帝国の皇帝は七人の選王侯と呼ばれる諸侯による〝皇帝選挙〟の投票で選ばれることになっており、その選王侯とはマイエンズ大司教、トリエリア大司教、コルン大司教の聖世候三人と、ボ