幽霊テイマーの猫助け
瀬斗 千里
プロローグ
「テイマー様、そこに悪霊がいるにゃ」
「分かった。俺が依頼者を助けるから、その間、そっちは任せた」
「うん。任せてにゃ」
テイマーと呼ばれた中肉中背の男としっぽが2つある猫が話す。
猫が話している時点でおかしいのだがこの猫しっぽが2つあるのだ。明らかに普通の猫じゃない。
悪霊がその猫と対峙して睨み合っている。その隙に依頼者の妖精を助けに行く。
「もう大丈夫ですよ。安心してください。動けるようだったら静かにここから離れられますか?」
妖精は静かに頷き、その場を後にした。
「その悪霊、そんなに強いのか?苦戦するようなら手伝うぞ」
「大丈夫にゃ。すぐに祓えるにゃ」
悪霊の周りに謎の光が発生して悪霊は消えた。その直後、ARデバイスから音がする。
「よし。レベルアップだ。お前、さらに強くなったみたいだぞ」
「私は祓う力は強いですが技の打ち合いになったら勝てないにゃ。今回は相手が様子をうかがっているスキをつきましたが」
「どうしたらいいと思う?」
「簡単にゃ。仲間を増やすにゃ。初めは実践向きなのがいいにゃ。私は封印系なので戦いは下手ですしにゃ」
まぁそのへんも猫神様に相談してみるか。そう呟いた。
「次の依頼に行きますにゃ。早く着いてきてくださいにゃ」
「まったく。今行くよ」
幽霊テイマーの猫助け 瀬斗 千里 @reirei0929
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。幽霊テイマーの猫助けの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます