君よ、底辺と嘆くことなかれ
骨折さん
第1話 君よ、底辺と嘆くことなかれ
読まれない。
書いてる意味あるのか?
どうせ俺は底辺作家だ。
よく聞く言葉だ。
気持ちは分かる。文字をネットとはいえ世に出すということは読まれて初めて意味をなすものなのかもしれない。
今日も誰にも読まれなかった。
もう止めよう。
そう思って筆を置くことも否定しない。
でもね、一度産み出してしまった登場人物。
彼らをゴールに導けるのは他の誰でもない、貴方なのだ。
貴方が思い描いたゴールはなんだろうか?
魔王を倒す?
ヒロインと幸せな生活?
好きな女の子に告白する?
どれも素晴らしい結末ではないか。
しかし、書かないとゴールには永遠に近づかない。
貴方の愛する登場人物はネットの海で永遠に眠るしかないのだ。
だから、一文字でいい。
貴方の愛するキャラクターをゴールに近づけてあげよう。
貴方は底辺ではない。
登場人物にとって貴方は神であり、造物主であり、親でもある。恋人かもしれない。
書き続けて、その物語が終わりを迎えた時、貴方は思うはずだ。
書いて良かったと。
さぁ、向き合おう。パソコンに。スマホに。タブレットに。
そして新しい一文字を。
きっとその一文字は貴方のキャラクターにとって、新しい未来になるのだから。
君よ、底辺と嘆くことなかれ 骨折さん @ashiitai
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