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概要
セピア色という人生を現代の人はどう思うだろうか?
私は昭和12年に生まれた。今、83歳となり、過ぎし方を振り返って見れば長かったようで、一瞬のような気もする。
夫を4年前に見送り、今感じることは、「なんと、自由なのだろう」ということだ。
子供達が巣立ち、夫を見送り、自由を謳歌している。
昭和の初めに生きた女性達には自由が少なかった。学校を卒業すると、花嫁修業というものが待っていた。それは良妻賢母として、家を守り子供を育てるという一つの道しか女性にはなかったのだ。だから、不幸かと言うとそうでもない。
人並みのことをしたという安堵感と満足もある、それだけに一人になった今、「自由」という宝物を手に入れたと思っている。
自分だけを利すれば、“じり貧”になる。私達は若い時代はかなり我慢をしてきた。人口の多いと言うことは “国力”でもある
夫を4年前に見送り、今感じることは、「なんと、自由なのだろう」ということだ。
子供達が巣立ち、夫を見送り、自由を謳歌している。
昭和の初めに生きた女性達には自由が少なかった。学校を卒業すると、花嫁修業というものが待っていた。それは良妻賢母として、家を守り子供を育てるという一つの道しか女性にはなかったのだ。だから、不幸かと言うとそうでもない。
人並みのことをしたという安堵感と満足もある、それだけに一人になった今、「自由」という宝物を手に入れたと思っている。
自分だけを利すれば、“じり貧”になる。私達は若い時代はかなり我慢をしてきた。人口の多いと言うことは “国力”でもある
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