かなり本気で思っちゃうほど、臨場感溢れる戦国時代タイムスリップです。
主人公は、姑のオババと一緒に、タイムスリップ、と言おうか憑依転生と言おうか。とにかく突然戦国時代に来てしまいました。
しかしオババは某世界的アニメが好きな肝が座った女傑、主人公は「槇島城の戦い」を知っているぐらいのどマニア歴女でした。
ちなみに私はこの後「槇島城の戦い」をWikiped〇aで調べーーようとするのですが、あまりに長いのと漢字ばっかで諦めました。私と同じ人間はひとまず「第21話 魔王の兵」を読むといいです。
彼女らはとにかく戦国時代を生き抜こうと、一先ず女性だけで組まれた「鉄砲隊」に入ろうとしますが……。
異世界転生にしろ私が何時も首を捻ってしまうのは、「どうしてこいつは自分が支配者側にいられると信じられるんだ?」と思うからです。
ですがこの物語は、被支配者からの視点でずっと綴られています。でありながら、主人公は支配者である織田信長の心情を推測するのです。
物事を多角的に見るとは、どういうことなのか。
そして、オババはまたあのマウスなランドに行けるのかーー違った、二人で現世に戻れるのか。
目が離せません。