第8話
その日の夜、帰宅してから自室で指輪の意味について深く考えてみた。
拾った時以来、まじまじと指輪を見てみる。
"MIO h ⓢ"
偶然拾ったと思っていたが、もしかして必然だったのか。俺の上の名前、白羽のS…
神様からのメッセージ?
強く願えばいつか叶うとか聞くし、青春したい!っていうのが伝わり過ぎて指輪という形まで添えて幸運をもたらしてくれたのかな?
頭の中だったらどんなことでも許される。うん、とりあえず俺の生活に変化を与えてくれた感謝をテレパシーで送っておこう。
MIOは上村美緒さんなのだろうか…
間のhも気になる…
あれ、今日からかってきた三好さん、初めて告白された飯島さん…MとI!?
じゃあいずれOさんも俺にラブハプニングを仕掛けてくるという意味か!?
それで誰か選べと予言されているのか…?
そういうことなのか!?
どうしたらいいんだ!...
豊かな想像力に嬉しいような、緊張するような、楽しい時間を我ながら過ごせた。
かなりの時間を浪費してしまっていたけれど。
青春ライブラリー UMI @seanovel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。青春ライブラリーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます