ポストコロナを必死で描く理由は世の中がゼロベースで変わりかねないから

noteのほうに書いたのをこっちにも上げる。

https://note.com/mandelbrobot/n/nd0c721d3300d


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さっきこんな記事を見た。


東京、コロナ警戒の数値基準撤廃 幹部「経済持たない」

https://www.asahi.com/articles/ASN7177NZN71UTIL03M.html


この記事に、ウィズコロナなのになんでプレコロナと同じ発想で経済回そうとするん?ってコメントしてる人がいて、全く同意だし、自分もそう思ってたのに言葉にできずにいて若干悔しかった。


2ヶ月前にもこんな記事があった。


バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58768990T00C20A5I00000/


一度目の緊急事態宣言解除までは、感染者を減らすのに集中すべき時期だったので、あまりその他のことを考える余裕はなかった。しかし再び増え始めて、ウィズコロナだかポストコロナだか知らないけど、こいつと共に生きる世界が現実味を帯びていくなぁとみんな感じてるかもしれない。


で、その変わり方というのは、今までの経済の枠の中とか、価値観の枠の中とか、そういうんじゃなく、もうすべて総とっかえになるんじゃないかなと思う。何の専門家でもないけどそう思う。自分以外にもそう感じてる人多いと思う。


今までは、今までの経済と、今までの価値観と、今までの働き方で全体の辻褄があってたけど、これからはコロナの後押しもあって、新しい経済と、新しい価値観、新しい働き方で辻褄が合う世の中にまるまる変わるんじゃないか、というか変わって欲しいな。もう満員電車とかしんどいし。自分に子どもがいたとしても、義務教育だからと言ってあんな閉鎖的なところに毎日通わせたいとも思えない。PTAとか死ぬ。


ということで、全部が総とっかえになった世界を描きたいなと思って、4月の後半くらいから小説を書き始めた。


総とっかえと言っても、現実社会は家電を買い替えるようなわけにはいかない。人の命(COVID-19に起因するものであれ経済的なものであれ)が関わってくるので、なるべく社会の破綻が少ないようにやらなきゃいけないし、時間がかかるだろう。


厳しいと言われている飲食店や、美しい観光地が寂れてしまわないよう、公的なサポートが必要かも知れない。逆に、飲食店や観光や、その他の厳しい産業の全く新しい在り方を模索する選択肢もあるかもしれない。現実は、そのどちらかに振り切ることは難しく、バランスを見極めるのに時間がかかるかもしれない。


しかし小説の世界なら、現実に縛られずに自由に描くことができる。自由に全体像とかビジョンが描ける。SFとかファンタジーの体で。

なんでSFかというと、今はまだ存在しないか、あるいは一般に知られてないけど、新しい技術はどんどん出てくるだろうから。今見えてることだけをベースに書くと、よけい現実から遠のきそうだから。毎日アウトバーン聴きながら書いてる。


経済も働き方も人々の精神性も、それらが繋がったまま破綻せずに変わっていく様子を描くには、ストーリーのほうが伝わりやすいかなというのもある。(虚構なので、オカルトの力を借りたりもするけど。)


自分が描くのは、無限にあるポストコロナの並行世界のひとつで、そこではみんな、何の不足感もなく平穏に過ごしている。自分好みにカスタマイズできる快適な配給制(ベーシックインカムの物資版)があって、自動運転車は公共機関となっている。地方にも首都のナレッジがミラーリングされる仕組みになってるので、地方でも最先端の仕事(研究)ができる。人々のマインドがゼロサムゲームからノンゼロサムゲームに移行してるので、そういったことができる。

(なんで配給制かというと、資源やお金のロスを最小限にと考えたらそうなった。)


おもしろくない仕事は自動化されてるから、苦痛な労働がない。よってストレスがない。だからモノに依存することがない。衝動買いも暴飲暴食もない。ストレス解消も必要ない。ストレスがないから健康でもいれる。経済的には縮小ということになるかもしれない。そんな循環の世界を描いている。

(物語として説得力を持たせるためには、都合のいいことだけじゃなく、闇も描く必要があるのだけど。)


並行世界というのは、要するに無限にある選択肢のひとつということで、もっと酷いポストコロナもあるだろうし、もっとリアリティのあるポストコロナもあると思う。みんな自分の好きなポストコロナの並行世界を描いたらいいと思う。そして描いた先に今の現実が繋がるように、何かを起こして行ったらいいのではないかと思う。


先日の、国からトンネル会社を通って、さらにいろんな会社を通過するうちにお金が死んでたみたいなことはもういいんじゃないかなぁ。自分も政治家や役人の立場なら、つい顔なじみのほうを優遇しちゃうかもしれないし、新参者を生意気だと思ったりもするかもしれないので、気持ちはわからないでもないけど。


そんなことをいつまでも繰り返さないように、活きたお金がしかるべきところにちゃんと届いてより快適な社会が作られるために、多少現実と切り離したビジョンがあったらいいなと思って書いてみたりしている。(もう小説的には、違う段階へ移行しちゃってるけど。)


私の描く並行世界がエビデンス不足なら、その絵空事と現実を繋ぐビジョンを描いて、地続きにしてくれる人がいたらいいなと思う。そしてそれが、すべての人を幸せにするものであってほしいと思う。


今もけっこう楽しいけど、もっとラクして幸せに暮らしたいので、よろしくお願いします。

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ポストコロナ小説まわりのこと まんでるぶろぼっと @mandelbrobot

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