ラクリエードさまのキャラ論に答えます!
こんにちは。長月です。
毎度お馴染み?ではないですが、面白い質問自主企画を見つけましたので、参加させていただきました!
キャラクター論。
皆さん、どうやってキャラを生み出しておられるのでしょうか?
ちなみにわたしはこんな感じ、というスタンスでまいります。
結構難しいですけど、ちゃんと伝えられるかな……?
Q1.あなたの作品の中で、作者自身が気に入っているキャラを教えてください(複数可)
A1.自分の小説のキャラクターは皆好きですが……
長編のみで答えます。『銀の華』なら主人公格のリン、
『銀の華』(連載中)https://kakuyomu.jp/works/1177354054896272424
『陰と陽の物語』(完結済み)https://kakuyomu.jp/works/1177354054894531116
Q2.その気に入ってるキャラはどのようにして性格付けや肉付けをしていったのか、教えてください
A2.まず、どんな容姿かはイメージイラストを描くことが多いです。壮年などは描くのが苦手なのでほぼ頭の中だけですが。年齢や容姿の特徴をあらかじめ決めておき、描きます。
それからそのキャラの性格や誕生日、一人称、過去、家族構成などを考えます。過去に関しては、小説執筆中に追加することもままありますが。
例えば『陰と陽の物語』の優月は、ふわっとでありして少々ドジっ子でありながらも心の強い女の子のイメージでした。読んでいただくとわかるのですが、晴は武力(ちからの強さ)のイメージなので。大学入試を控えた高校三年生で、実は昔から心のどこかである人に……。そして完全に裏設定となっていますが、文学研究部に所属していて、妹がいます(笑)
Q3.こういうキャラが必要になった! というとき、どういった設定から決め始めますか?
A3.例えば『銀の華』では
彼女も主人公たちとキャラ設定の過程は同じです。おとなしめの晶穂とは反対の、ギャルっぽくて恋バナ好きな性格にしようと思ってつくりました。あまりギャル要素は感じて頂けないかと思いますが(笑)、わたしもギャルとは?と思っているので大丈夫です。
Q4.ライバル(敵)がライバルたりえる者としての振る舞いをさせたい……どのようにして作っていきますか?
A4.『陰と陽の物語』の
Q5.モブキャラのセリフや振る舞いについて、どのようなことを意識して書かれていますか?
A5.モブ……。例えば『銀の華』「魔女の園編」に出てくる女の子・
Q6.本編中で出番は少ないけど、こだわって作ったんだよ! そんなあなたのキャラ、好きなだけ紹介してください。
A6.実はほぼ一度しか出てこないのですが……『陰と陽の物語』の
実は高名な歌人であり、歌集もあるとかないとか。政治に興味はないけれど、優れた文官としての能力を持っているとか。
『銀の華』のエルハ。サラの恋人として出てくる彼も、今のところあまり表の活躍がありません。強いんですけどね。後々、活躍してくるはずですし、彼の設定がわたしの中で増えております(笑) 何処かで物語の中心に置いてみたいです。
Q7.「こういうキャラの作り方がイマイチ分からない」というキャラ、教えてください。
A7.大概、ひねり出しますが……(笑)
自分の年齢とかけ離れたキャラクターはイメージしにくいかもしれません。例えば4,50代のキャラとか。振り切って100超えたりするともう想像で何とでもなるんですけど。(まだ100歳超えたキャラを出したことはありませんが)
Q8.他の方の「Q7」をご覧になって、「こう作るといいよ!」という一言をどうぞ!(任意・敬称不要)
A8.朝斗まなさまがわたしの疑問にお答えくださいました!
ありがとうございます。なので、わたしもお答えしてみようと思います。
――(朝斗まなさま)キャラが葛藤をくぐり抜けてどんな道を選ぶのかを書くのが難しいということでした。
その葛藤は、どんなものだったのでしょう? 自分の近しい人を傷つけた誰かと協力関係を結ばなければならなくなった? 自分の正義が間違っているのではないかと疑問を持ってしまった? 大好きだった人が実は敵だった? 大嫌いな食べ物を食べないと食事が終わらない?
……まあ最後のは冗談みたいなものですけれどね。
一番簡単な、「大嫌いな食べ物を食べないと食事が終わらない」を例にします(逆にわかりにくい)。ピーマンだったとしましょう。主人公は小1の男の子。オムライスは大好きだけど、小さく切ったピーマンを全て残してしまう。でもお母さんに「ピーマン食べないとおやつ抜き」と言われる。……やですよね、食べるの。でもピーマンを食べれば大好きなアレがおやつで出てくる。それを乗り越えた時、彼は頑張れば嫌いなものも食べられると学ぶでしょう、たぶん。
葛藤をくぐり抜け、何を学ぶのか、何を得るのか。それとも一度は否応なしにくぐり抜けたけれど、それは一度きりとしてまた自分の思いを改めて持ち続けるのか。そんなことをキャラと共に考えると、良い描き方が出来るのではないでしょうか?
――(鬼 夜宵さま)萌え属性の女性キャラ・小悪魔的なキャラが考えられないということでした。
萌えキャラと小悪魔……。わたしも書いていない(笑)
でも自分が可愛いと思う年下の女の子を想像してみるのはいかがでしょう?
もしくはそういうキャラが出てくるマンガや小説を読んでみるのもいいかと思います。萌えなら、ひたすらに可愛らしい容姿をしているでしょうし、小悪魔なら容姿に加えてちょっとブラックな思考も持ち合わせていると面白いのかな、と思います。
――(山本正純さま)異世界ファンタジーを書いていますが、異世界らしいキャラが少ないことが悩みと書かれていました。
わたしはほぼ異世界ファンタジーを書いています。獣人が気になるということでしたが、わたしの場合、「猫人」「狼人」「犬人」という種族を設けています(全て『銀の華』より)。それぞれの戦闘時順に、「爪を伸ばしてそれを武器に出来る」「脚力が跳び抜けている」「狼人より脚力は弱いが、手先が器用である」のような特徴づけをして区別します。見た目ならば猫は猫目で身軽であるとか、犬なら人懐っこく従順であるとか、熊ならがたいがいいとかというその獣の特徴を入れてみてはいかがでしょうか?
少しでも、どなたかのためになれば幸いです。
ありがとうございました。
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