しっくん大佐

第0.0話 前述談

どうも諸君。

私は今、とある駅構内にいる。

ある任務を遂行するためである。

そう、重要な任務だ。

その任務は・・・・

その前にお前は誰かって?

ふむ、自己紹介がまだだったな。

私の名前は、エグゼルト。

出身はBritain、まぁ日本語で言うと、英国、

又はイギリスだ。

ちなみに男性だ。

これを言はなければ女性と勘違いされるかもしれないからな。

私は男性であることを誇りに思っている。

だから女と間違われるのは嫌なのだ。

そしてとある組織に入っている。

他のことは・・・・言う必要はないだろう。

さて、先程も話したとおり私は、とある駅構内である任務を遂行しようとしている。

その任務とは・・・・


『列車の中での銃乱射をする』だ


驚いた方もいるだろう。

なんだって今からやることは、社会だと許されざる行為なんだからな。

本当は、やめたほうがいいに決まってる。

だが今の私には『やめる』なんて言葉は無い。

これは組織のためなのだから。

組織から命令された事なのだから、私は命を投げだそう。

だから乱射事件を起こす。

この自分の手で。

そして『自害する』

狂っている?

フッ、私は至って正常だ。

逆に私から見れば君たちが狂っている。

國という組織のために命を張らない。それどころか國を嫌っている。

なぜだ?私には理解不能だ。

その國の民ならばその國のために命を投げ出せるだろう。

なぜだ?日本人は奇妙な生き物だ。

おっと、もしかしたら海外の方もいらしたか。

それはすまなかった。

私はてっきり日本人だけかと思ってたからね。

ん?日本人だけだって?

まぁどっちでも良かろう。

とりあえず私は、今日この駅で『死ぬ』いや、『自害する』か。

まぁどっちにしても死ぬことには変わりはない。

「まもなく3番線、列車が参ります。黄色の線の内側でお待ちください」

おっと列車が来るようだ。

しかし人が少ないな。

この駅は、普段の利用者は、多い方だ。

なのに今日は人がまばらだ。

おかしい。

何かあるのか?


いや、考え過ぎか。

(プルル・プルル)

すまない、電話だ。

「もしもし」

『もしもし、エグゼルトか?』

「ボスか、どうした?」

『いや、事は順調に進んでいるかと思うてな』

「心配ない、順調だ。逆に順調すぎるほどだ。」

『そうかそうか。そりゃー良かった』

「ああ・・・・もう少しで列車が来るようだ」

『頼んだぞエグゼルト。お前のことを教祖様は気に入っとるし、信頼している』

「わかっている。任せろ」

『全ては教祖の為に』

「全ては教祖のために」

『プッ』

チッあっちから切りやがった。

おっとすまない。取り乱してしまったようだ。

ちなみに相手は・・・・言わなくてもわかるか。

そう内のボスだ。

今年で齢89の・・・・

っと話している内に列車が来たようだ。

諸君、ここまで長いようで短かったな。

いや、長いと感じていたのは私だけか。

まぁいい。もう私の人生は終わるのだ。

組織の為に。

まずは、人混みに混じって列車の中に入る。

よし、完了だ。

後は簡単。

出発して数分したら撃つ。

それだけだ。

いやー長いような短いような、人生だった。

そういえば諸君らに私の齢、年齢を明かしてなかったな。

私は去年で34だ

つまり今年で35になる。

まぁならないんだがな。

おっと長話が過ぎたようだ。

そろそろ出ようか。

そういえば、ボスから封筒を貰っていたな。

後で見るか。

後はないが。

それでは諸君、ごきげんよう。

さよならだ。

そうして私は銃を手に取った。










男は銃を手に取った。

それを見て俺は、男の背中に銃を突きつける。

そして言った。

「goodbye. British knight.」と。

そして撃った。慣れた手付きで。

『きゃーー』

電車の乗客のために誰かが叫んだ。

正しい反応だ。

そう心の中で言い、俺は、その場をあとにした。

しかし、あの男が手に取った封筒は何だったんだろうか?

ウ~ン考えても無駄か。

「さ、帰るか」

そう言って俺は、駅をあとにした。

俺の名前?

俺の名前は、紋崎徹だ。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やぁこんにちわ。君たちからは教祖と    言われてる。 人物だ。

私は全てを見透かせる。

この物語の主人公は、エグゼルト   でも、私でもない、これから出てく

る一人の青年と、その仲間たち、    紋崎徹らがメインだ。 

そこらへんを踏まえて見てほしい   まぁエグゼルトにこの封筒を

託したんだけど、どうだい?見てなかっ  た?   そう。それは良かった。

それじゃ、また合うときまで    Прощай Все


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

しっくん大佐 @mizunosiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ