第18話 あけましておめでとうございます。

-猫様は僕のことを下僕と呼んでいると思う。


12月31日。


「紅白歌合戦」を見て、烏の行水のごとくお風呂を済ませました下僕はマッハで髪を乱雑に乾かしました。そして茶の間でEテレの「2355&0655(割愛)」を見ておりましたところ、猫様用炬燵の中から猫様が伸びをしながらのっちのっちと現れました。


そして隣に寄り添い、欠伸をなさいました。


母は


「あら、年越しに出てきたの?」


と驚きながら目線をスマホに戻し、猫様は上目遣いでこちらを見ます。


僕は幸せな気持ちになりながら猫様をずっと撫でていました。




「猫様、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」


「にゃあ。」

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猫様へ 「心からあなたを愛しております。」 下僕より 鴇羽ほたる @hOtarupciphone783

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