クマの皮を着た男

増田朋美

クマの皮を着た男

その日は、曇っているのにかかわらずとても蒸し暑い日で、とにかく外へ出るのはちょっと躊躇するなあという日だった。梅雨の季節だから仕方ないと、言えばそうなんだけど、やっぱり暑くていやだなあと思うのが、普通のひとの感覚なんだと思う。でも、そうは感じない、という人だって、少なからずいる。そういうのはもしかしたら、おかしな人、と言われてしまうのかもしれないけれど、、、。

その日の午後、水穂さんは、自動販売機に飲み物を買いに行った。製鉄所近くにコンビニやスーパーマーケットは立っていないため、バラ公園の自動販売機に行くのが、一番最短で飲み物を買いに行く方法だった。それは製鉄所を利用している人であればだれでも知っている方法であったため、そのこと自体を怪しむ人はいなかったのだが。

「おーい、ちょっとさあ。」

と、杉ちゃんが台所作業をしていた手を休めて、隣に座っていた由紀子にそういった。

「水穂さんどこに行ったんだろう。」

由紀子は時計を見た。確かに、もう午後三時だ。水穂さんが出て行ってから、二時間以上たっている。

「本当だわ、確かバラ公園に行ったと思うけど。確かに遅いわねえ。」

由紀子も時計を見てつぶやいた。

「もしかしたら、自動販売機の前でぶっ倒れているのかもしれないから、見に行ったほうがいいんじゃないかな。」

杉ちゃんと由紀子はすぐに出かける支度を始めた。もし、救急車で運ばれたりしたら、製鉄所に連絡が来るはずなのだが、そういうことは何もない。そうなると、杉ちゃんの言う通り、自動販売機の前で倒れているのかもしれない。そうなってしまうのは、できるだけ避けたいと思う。もしかしたら、自動販売機の前に行く道中で倒れたということもある。急げ急げと、杉ちゃんたちが出かけようとしたその直前、急に玄関の戸がガラッと開く。そこには一人の無精ひげを生やした、日本人とはとても思えない顔をしたおじさんがいた。体こそ、小さい人であるが、がっちりした、筋肉質の体格で、ちょっと怖いなという雰囲気を与える人でもある。

「失礼ですけど、この人は、こちらの方ですかな?」

おじさんが話す日本語はちょっとなまっているなという感じであった。でも東北の訛りとはちょっと違っている気がする。着ているものは、ちゃんと着物を身に着けているのであるが、なぜか、茶色い動物、つまり熊の毛皮のようなものでできた、ちゃんちゃんこを着ているのだった。その茶色いちゃんちゃんこの上には、水穂さんが乗っている。

「わあ、怖いおじさんだあ!」

杉ちゃんも由紀子も、そんなおじさんを見て、水穂さんが背中に乗っているのも忘れて、大騒ぎである。

「怖いおじさんじゃありませんよ。それより、この方は、こちらに住んでいる方だと本人から聞いたので、連れてきたんですよ。なんでも、自動販売機の前で苦しそうな顔をして、座り込んでしまったものですから。」

と、おじさんは杉ちゃんと由紀子に言った。その声を聞くと、とてもやさしそうなおじさんのであるが、どうもその無精ひげと、もじゃもじゃの髪の毛と、口調が一致しない。

「あの、本当にこちらの方でよろしいんでしょうね。」

と、おじさんに言われて、杉ちゃんがおじさんの背中に水穂さんが乗っているのに初めて気が付き、

「おう、そ、その通りだが、ど、どういうわけで、ここに、来たんだよ。」

と、意味不明なことを言ってしまったのであった。由紀子も、おじさんのひげもじゃの顔をまともに見ることができずに、

「水穂さんをここにおいて、早く帰ってくれませんか!」

何て言ってしまうのである。

「そうですか、、、。」

とおじさんはちょっと悲しそうな顔をした。その顔がなんとなくだけどこのおじさんは悪い人ではないなという印象を与える。

「あのさあ、お前さんは、一体どういうわけで、そんな気持ち悪い顔をしているんですか。」

そういうことを聞けるのは杉ちゃんだけであった。由紀子は、とても怖くてそういうことを聞くことはとてもできなかった。ある有名な宗教団体の教祖で、日本をぶっ壊すといったテロリストの顔にもちょっと似ているような気がしたからである。

「気持ち悪い顔というか、コタンではこの顔が当たり前だったんだよ。」

というおじさん。コタンというと何処かで聞いた覚えがあった。確か由紀子は、その言葉を、学生時代に歴史上の人物を勉強した時習わされたような気がした。その言葉が誰に関するものであったか、思い出すことはできなかったのであるが。

「コタンってなんだよ。」

と、杉ちゃんが聞くと、

「村のことだよ。昔北海道で、村のことをそういっていたんだけど、今は使わないね。」

と、おじさんは答えた。そういえばそうだった。日本には北海道に、先住民族が

いたということは由紀子も学校で習ったことがある。最もそれは試験でいい点を

とるための手段にすぎなかったけれど。

「それよりも、この人をどこかで休ませてあげたいんだけどね。ここで立ったままでいさせるのは、かわいそうなので。」

というおじさん。由紀子は急いで、こっちですと指示を出し、おじさんを製鉄所のン中へ入れた。そして、一番奥の四畳半へおじさんを案内し、水穂さんを布団の上に寝かせた。ここで初めて水穂さんが眠っていることに気が付いた。何も苦しそうな顔はしていないし、口元に血痕が付いているわけでもない。一体どういうことなんだろうと由紀子が考えていると、

「手当してくれてありがとうな。ほんとに助かった。お前さん、水穂さんに何かしたのか?」

杉ちゃんが、由紀子が思っていることを、そのまま口にしてくれて助かったと思った。

「ああ、昔から、樺太に伝わっている、薬を少しあげたんだよ。」

とおじさんは言った。詰まるところ、樺太の出身者だったのか。しかし、樺太は、今はロシアの領土になっているはずでは?と思われたが、

「そうかそうか、樺太に住んでいるのはロシア人ばかりではないよね。失礼いたしました。」

と、杉ちゃんが頭をかじりながら答えた。

「まあそうですね。こちらもわかっていただいてよかったです。ほかのひとからは、樺太から来たと言っても、わかってもらえなかったことが多かったですから。ただのひげもじゃで汚いおじさんとしか言われなかったですからね。」

おじさんはそういうことを言った。由紀子はよくわからなかったけど、おじさんは少なくとも、日本人でもなければロシア人でもないということは分かった。

「一体、樺太というか、こっちでは何をして生活していたんですか?」

と杉ちゃんが聞くと、

「ああ、トンコリとか、そういう楽器を教える仕事をしていました。樺太の文化を後世に伝える団体に所属していて。今は学校訪問や施設訪問などもやっているんです。まあ、こんなこと言っても理解されることは少ないですけど。」

と、おじさんは答えた。

「そうか、トンコリというと、樺太に伝わる箏みたいな楽器だね。一度だけ聞いたことがあるよ。」

という杉ちゃんの話を、由紀子は、こっそりスマートフォンで検索して、そのトンコリというのが実際することを知った。この人は、正確に言ったら、樺太アイヌという民族集団に属し、樺太アイヌの伝統楽器である、トンコリという楽器を弾いているということがやっとわかったのである。

「で、その樺太アイヌさんが、どういうわけか、自動販売機で水穂さんに会って、具合が悪そうだったのを助けてくれたわけね。」

と、杉ちゃんが言うと、おじさんはそうだよといった。なるほど、そういう事か。今はなんでもありの時代だから、樺太アイヌさんが、この静岡にやってきて、音楽活動をすると言ってもおかしなことではない。だって、極端なことを言えば、沖縄でユタと呼ばれるシャーマンをしている人が、東京で、音楽活動をしていた例もある。

「じゃあ、お礼をしたいから、お前さんの名前を教えてくれるか?」

と、杉ちゃんが聞くと、おじさんは、蜂須賀ハルと名乗った。経歴を話すと、もともとは樺太アイヌの別名があり、父の代で樺太から北海道に移住してきたという。そして、父の遺言に伴いアイヌの楽器を伝承すべく、トンコリ奏者として、たびたび本州にもやってきているそうだ。一応、名刺も持っているというが、杉ちゃんは、そんなものいらないとにこやかに笑った。名刺は、由紀子が受け取った。

「お礼って言っても、僕たちは金があるわけじゃないので、そばでも食べて行ってくれ。」

と、杉ちゃんが言った。わかりましたと蜂須賀さんは答える。由紀子は急いで、食堂にいき、冷蔵庫の中に残っていたざるそばを、お皿に盛りつけて、箸と汁も用意した。そして、蜂須賀さんにどうぞと、手渡すと、蜂須賀さんは、そばをおいしそうに食べた。樺太では、そばを食べるというのは、とても珍しいことだったといった。こういうところでも、大和民族とアイヌ民族では違い出るのかなと、由紀子は思った。

「それでは、ごちそうさまでした。あの、水穂さんという方は、あと数時間したら目を覚ましてくれると思いますから。」

とそばを食べ終わった、蜂須賀ハルさんは、製鉄所を出ようとするが、由紀子も杉ちゃんも、目を覚ますまで待ってやってくれと頼んだ。本人に礼をさせないと、礼儀知らずになってしまうというのが理由だった。ハルさんはやっぱり礼儀正しいですなと、にこやかに笑ってそれを受けた。

数時間後、水穂さんが目を覚ました。杉ちゃんが、樺太アイヌの人が、お前さんを見つけてここまで連れてきたと説明すると、水穂さんは申し訳ありませんと言って、布団に起き上がり、深々と座礼する。

「しっかし、良かったじゃないかよ。逆を言えば、こういう人でないと、お前さんのことを助けてくれなかったかもしれないよ。まあ、よくお礼することだな。」

と、杉ちゃんが言った。ということは、水穂さんの出身階級を、ハルさんは知っていたのだろうかと由紀子は思った。それを知られてしまったら、またまずいことが起きてしまうのではないかと思った。

「本当にすみませんでした。わざわざここに来ていただきまして。」

水穂さんがもう一回座礼すると、

「いえ大丈夫ですよ。私は、気にしていませんから。それに、そんなこと気にしていたら、何もできなくなってしまいますから。あの、これからも何かお願いしたいことがあったら何でも手伝いますので、呼び出してくださいね。」

と、答えるハルさん。ということはやっぱり、水穂さんのことを知っているなと由紀子は確信した。そういう事であれば、由紀子にまた別の考えが浮かぶ。多分、そういう人生を生きてきたという以上、水穂さんと同じような苦しみを知っているのではないか。それでは、水穂さんとうまく助け合っていけるのでは?と直感的に思った。

ちょうどこの時、製鉄所の柱時計が、五時を打った。ハルさんはもうお暇したいといった。杉ちゃんも、水穂も改めて丁重に礼を言って、ハルさんを四畳半から送り出した。

その次の日。

由紀子がいつも通り、杉ちゃんと一緒に製鉄所に行って、水穂さんの世話をしていた時の事。

「こんにちは、ちょっと失礼します。」

と、いきなり玄関先で声が聞こえてきたので、由紀子も杉ちゃんも急いで玄関先に行った。玄関先には、二人の男性がいた。二人とも、警察手帳をちらりと見せて、こういう事を切り出す。

「実はですね、こちらの近くに谷村ほのかという一歳の女の子が住んでいますよね。」

「はあ、それが何でしょうか。」

と、杉ちゃんは刑事に聞いた。

「その、谷村ほのかちゃんですが、彼女の住んでいるマンションの隣に、蜂須賀ハル

という男性が住んでいますよね。彼をいま、重要参考人として任意で、取り調べをしています。彼女を、殺害したということで。何しろ、ほのかちゃんのお母さんが、蜂須賀ハルに、何度も声をかけられたと証言しています。ほのかちゃんがなくなったのは、昨日の午後五時ごろ。蜂須賀の話では、彼女が死亡した時刻には、あなたたちと一緒に、話をしていたというのですが、それは本当でしょうか。あなたたちも一緒に蜂須賀といたんですか?」

という刑事は、まるで、杉三たちが話しているのを、さぞかし障碍者のいうことなので信用しないという口ぶりで話している。

「蜂須賀は、有名な、新興宗教団体の教祖に容姿が似ているので、近所の人たちから、迷惑な存在だと思われていたようです。そういう事だから、きっとやったのは、蜂須賀だと思うのですがね。あなたたちは、どうでしょうか。」

「どうでしょうかって、ハルさんは、普通に僕たちのもとへ来て、話をしていました。僕の友だちが自動販売機の前で倒れそうになったのを、介抱してくれて、こっちまで連れてきてくれたんです。だから、そんな人に、殺人なんかできるわけないよ。そうだろう?」

と、杉ちゃんが言った。

「そうですか。では、彼女、谷村ほのかちゃんが死んだということは、どう受け止めているんですか?」

「そんなこと知らんわ。テレビも見ていないから、そんな事件があったって、知らななかった。それより、お前さんたちが、ちゃんと捜査したのかい?まず第一に、そのほのかちゃんという赤ちゃんの死因についてとか、体に殴られた痕があったとか、そういうことを説明してもらいたいな。」

刑事の話に杉ちゃんは相槌を打った。

「そんなこと、一般の方には関係ないでしょう。それよりも、質問に答えてください。ほのかちゃんがなくなったとされる、昨日の五時ごろ、蜂須賀ハルがここに来たということは、あなたは証明できますか?」

と刑事が言う。

「あなたは、あの蜂須賀に、そそのかされて、偽証をしろとでも言われたんでしょうか。あの顔では、そういうことをすることも十分あり得ますよね。」

「できるっていうか、その通りのことを言っているだけだよ。ただ、そいつは僕の友達をこっちへ連れてきて、介抱してくれただけの事。お礼に僕たちがそばを食べさせて、帰っていったよ。それだけの事じゃないかよ。」

「はーあ、そうですか。あなた見ての通り足が不自由ですから、ちょっと工作を手伝ってくれとかそういう風に言われたのではありませんかな?」

と、刑事たちは、杉ちゃんにそう詰め寄った。まったくなんで、日本人ではないものには、こうやって徹底的に冷たくするのだろうか。もちろん、蜂須賀ハルさんも少数民族として、そう扱われてしまうのであるが、杉ちゃんのような車いす使用者に対ししても、警察というのは、変な風に扱うものだと由紀子はそのやり取りを聞いて思った。どうしても、あの有名な宗教団体の教祖に似ているということと、大和民族ではない、蜂須賀ハルを犯人にすれば、捜査も何もすぐに終わってしまうと思っているらしい。まったく、どんな仕事でも、真剣にやろうとする人は、ほとんどいないなんだなと、由紀子も杉ちゃんも思うのであった。

「だからあ。本当に僕たちのところに来たんだよ。それを証明するっていうんだったら、僕が現にそばを食べさせたんだから、そうすればいいだろう。其れなのになんで、ハルさんを犯人に仕立て上げようとするのさ。それはなんでだ?理由を言ってみろ。」

と、杉ちゃんが、ちょっといらだった様子でそういうことを言うと、

「だって、そういう人たちは、犯罪を犯す可能性が高いと疑うのは、警察の第一のやり方でしてねえ。まあ、いろいろいますけどね。ほら、最近話題になっている事件を起こす人たちはみんな普通の生活をしていませんね。そういう人が、犯罪を犯しやすいというのは、どこの国でも常識になっていますけどね。」

と、刑事はのんべんだらりという顔でそういうことを言った。

「だけどさ、その少数派の人たちを、犯罪をするように、仕向けているのは誰だ?それはお前さんたちじゃないのかよ。それに、お前さんたちは、大事なこと忘れてるよな。だって、あの蜂須賀さんの容貌はな、普通の大和民族であれば、あり得ないはなしではあるかもしれないが、樺太アイヌさんであれば、普通の事なんだぜ。髪が長くて、ひげもじゃで、ちょっと変だなと思われるかもしれないけど、樺太アイヌさんには、当たり前の事なんだよ。」

そういう刑事に、杉ちゃんは、そういい返した。刑事たちもひるまず、

「でも、日本に住んでいればいくら、少数民族であろうと、日本のルールにしたがっつてもらうのが当たり前だと思うんだけどね。」

と、言うのだった。

「それはどうかな。アメリカなんか行けば、白人でなくても平気な顔して生きている人はいっぱいいる。白人のやり方に従うだけがすべてなんて人は、誰もいないよ。それと一緒じゃないの?」

杉ちゃんはそういうことを言い返すが、刑事たちは、でも、日本に住んでいるからには、その通りにしてもらうのが常識というものだと言い返した。こればかりは、日本は多数派の意見に従うというのが、国民性見たいになっている。それはあきらめるしかない。

「ちょっと、起きてきちゃダメじゃないの。水穂さんはまだ寝ていた方が。」

と、由紀子が、水穂さんに注意を促すが、水穂さんは、ゆっくりと歩きながら、玄関先へやってきたのであった。

「あの、彼の言っていることは、間違いではありません。昨日、蜂須賀ハルさんに介抱してもらったのは、まぎれもなくこの僕です。」

水穂さんは、そう弱弱しく言って、またせき込んでしまったのである。

「水穂さん、部屋に戻りましょう。無理して立って歩くと、また咳が出るわよ。ね、戻りましょう。」

由紀子は、そういって、水穂さんに部屋へ戻るように促した。もし、水穂さんの着物が銘仙であると刑事にばれたら、さらにややこしいというか、大変なことになると、由紀子は思ってしまったからであった。

「ほら見ろ、介抱されたやつは、ちゃんといるだから、蜂須賀ハルさんの話は本当だ。ちゃんともう一回調べなおせ。そして出直してくるんだな。」

と、杉ちゃんは、もう一回、今度は堂々と言った。

ちょうどその時、刑事の携帯電話が鳴った。

「はいもしもし、え、あ、うん、そうですか。わかりました。」

と、一人の刑事はそれだけ話して、電話を切り、もう一人の刑事に何か言った。

「それでは、また調べなければならないので、我々はここで失礼します。」

「先ほどの事件の犯人は?」

と杉ちゃんが言うと、

「ああ、あの、母親が、毛布がかぶさったまま外出してしまったということで、、、。」

先ほどの勢いはどこへやら、刑事たちは、足早に製鉄所を去っていく。

「あーあ、まったく、日本ってのは、どうしてこういう少数派が住みにくい世界なんだろうね。」

と、杉ちゃんは、でかい声でそういうことを言って、水穂さんたちのいる、四畳半に戻っていった。


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クマの皮を着た男 増田朋美 @masubuchi4996

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