ろくでなしの調律その弐
増田朋美
ろくでなしの調律その弐
今年は梅雨の季節というのに、なぜか雨の降らない空梅雨だねと、みんなが口にしている。確かに、晴れて暑い日が続いており、雨が降るということはない。雨が降ったとしたら、ものすごく土砂降りで、五〇年に一度の大雨と言われてしまうようになった。それを総称していったら、時代が変わったということだ。でも、人間というものはおかしなもので、時代に対して、好意的に受け止められるという人はまれである。大体は対応できなくなる。そして中には、おかしくなったり、自ら死を選んでしまったりするものが出る。
今日は、とりあえず、新しい楽器店に提出するための書類を書いて、あとは、のんびりのんびりでもするかあなんて、羽賀芳太郎が考えていると、いきなりスマートフォンがなった。一体なんだと思って、電話の主を確認してみると、この間、ファイファーのピアノを調律した、高野正志さんだ。
「もしもし。」
「あの、羽賀さんでいらっしゃいますよね。羽賀芳太郎さんの携帯電話で間違いありませんよね。」
と、高野さんの声が聞こえてくる。
「ええ、そうですが、一体どうしたんですか?高野先生のピアノ、まだ不都合なところがありましたでしょうかね?」
と、芳太郎は、急いでそう聞き返すが、
「いやいや、高野先生ではありません。僕のことは、マーシーと呼んで下さい。それで結構ですから。僕のピアノの事ではありません。僕の生徒さんのを直してあげてほしいんです。」
と、マーシーはそういうことを言っているのだ。
「生徒さんの?」
と、芳太郎が聞き返すと、
「はい。生徒さんのです。名前は、佐藤由美さんです。女性の方で、僕のところで、10年ほどピアノを習っていらっしゃいます。佐藤由美さんのピアノ線が切れてしまったので、直してくれるところを探していたのですが、大手の楽器屋だと、手数料がかかってどうしようもないので、それなら、あなたにお願いした方が、いいんじゃないかと思って。」
とマーシーは言った。それでは、つまり、お弟子さんでピアノの修理をお願いしているということだ。
「それでは、お願いできないでしょうかね。僕が佐藤さんの家までご案内しますから、ピアノ線の張替えをお願いしたいです。ピアノの機種名は、ヤマハのグランドピアノで、確か、C3だったと思います。」
「ああなるほどね。わかりました。じゃあ、やらせていただきますよ。」
と、芳太郎は、マーシーの要請に応じることにした。
「じゃあ、お願いします。明日、タクシーで、お宅へ迎えに行きますから。明日のそうだな、10時ころ、そちらに伺うようにしますから、お願いします。」
「了解しました。じゃあ、よろしくお願いします。」
と、芳太郎は、メモ用紙に佐藤由美さん、ヤマハグランドC3と書き込んで、電話を切った。しかし、アマチュアの女性で、ピアノ線を切るほど練習したというのは驚きだ。音大受験生でもなければ、そこまで練習するはずがないのである。まあ、そこまで聞いておく必要はなかった。自分は、やってくれと言われたことを、精いっぱいやるだけである。もし、話したいことがあるんなら、マーシーが聞かせてくれるだろう。芳太郎は、ふっとため息をついた。
翌日。朝十時、一台のタクシーが、芳太郎の家の前に来た。芳太郎は、しっかり道具をカバンをもって、準備を整えて待っていた。芳太郎は、マーシーと一緒に、その佐藤さんいう女性の家に向かった。
その家は、小さな家であったが、小ぎれいに整理されていた。二人がタクシーから降りると、三十歳くらいの女性と、中年の女性が、二人を待っていた。この若い人が、佐藤由美さんで、一緒にいるのはお母さんだと、芳太郎はマーシーから紹介を受ける。お母さんは、ピアノ線は完全に切れてしまっていて、直してもらえるかどうか心配だと言った。芳太郎は、由美さんの部屋に入って、部屋の中に置いてある、ピアノを拝見した。確かに一般的な家庭にある、ヤマハのC3のグランドピアノ。どこが切れたのか調べてみると、高音部の、真ん中のドから二オクターブ上のシの音のピアノ線が切れていたのだった。
「ああ、これなら直せます。ほかの弦は影響していないようですし、一本だけ変えればすぐに弾けるようになりますよ。」
と芳太郎は、そういってピアノのふたを開けて、急いで古い弦を取り外し新しい弦に張り替えた。こう書くと簡単に張替えできたようだが、実は非常に汗をかく作業で、張り替え終わると芳太郎の顔は、汗でべとべとになっていた。
「あと、ちょっと音程を変えておきましょうか。かなり使い込んだピアノですので、ピッチが下がってしまっていますから。」
と、芳太郎は、そういった。
「はい、お願いします、もうこの際だから、ちゃんと音をとれるように、直してあげて下さい。」
と、芳太郎は、そういうことを言われて何だかうれしくなり、急いで音程を直し始めた。さすがによく使いこんだピアノであるせいか、狂いは少ないが、やっぱり鍵盤が長く使いこんですり減っていたりしたので、そこも直したいなということを伝えた。佐藤さん親子は、それでは、また来週こちらに来てください、直してください、と、にこやかに笑っている。それでは、僕もよいことができたんだなと芳太郎はうれしく思った。
芳太郎が、とりあえず音程を直して、じゃあ、来週またこちらにお伺いしますとマーシーを挟んで、打ち合わせしていると、佐藤由美の家の前に、大きなワゴン車が止まった。
「あ、おじいちゃんが帰ってきたんだわ。」
と由美さんが言う。その顔は今まで見せていた喜びの顔から、一気に恐怖の顔になる。おかあさんが、大丈夫よというが、由美さんは、ちょっと怖いという顔をしていた。
「いいのよ。気にしないで、あたしたちで決めたことなんだから。」
芳太郎は、領収書を書きながら、この家、うまくいっていないんだなと思った。やはり年寄りと若い人の関係がうまくいっていないのだろうか。
「佐藤さんのお宅は確か、農業をやっていましたね。」
とマーシーがそういうことを言う。そういう家系なのか。何を作っているのかは、不詳だが、そういう家なんだなと、芳太郎は、考え直す。
「珍しいでしょ。今時こんなことやってるなんて。早く普通の生活ができたらいいのにね。」
と、由美さんのそういうことが、本心なのだろうと芳太郎は直感的に思った。多分、彼女のいうことに偽りはないと思う。
「じゃあ、僕たちは帰りますから。またなにかありましたら、いってくださいませね。」
と、マーシーがそそくさとカバンを取った。そして、芳太郎にも帰ろうと促した。
「じゃあ、何かあったら、僕たちのところに電話でもくださいませね、もうピアノ線は張り替えたから、それで大丈夫だと思いますけど、何かほかに問題があったら、すぐに言ってくだされば、対応しますからね。」
と、マーシーがそういって、タクシー会社に電話し始めた。芳太郎としては、由美さんに、ピアノの保管状態について、ちょっと説明したいと思ったが、そういう時間を設けることはできず、マーシーは、すぐに家を出ようと言った。これから何が始まるのか、マーシーも予測してしまっているらしいのだ。急いで、芳太郎は、マーシーと一緒に、ありがとうございましたとだけ言って、家を出ていった。なんだか、こんな終わらせ方じゃあとが困るじゃないかという、終わり方であった。
「一体、今回の調律は、どういう事だったんですかね。なんか一応、ピアノを直しはしましたけれど、こんなふうにそそくさと帰るなんて、僕たちはどうしたらいいのでしょうか。」
と、タクシーを待ちながら、芳太郎は言った。
「ええ、あのおじいさんには、僕たちはかないませんからね。あの、佐藤由美さんとお母さんは、仲がいいんだけど、おじい様とどうも考え方が合わないようで。お母さまも、音楽という共通の趣味はあるようですけど、おじい様とは、それをめぐってことごとく対立してきたようです。それで、由美さんも精神を病んでしまって。だから、僕のところに、ピアノを習いに来ているようなんですよ。」
「そうですか。」
「ええ、おじい様の頭の中では、家族が一致団結して農業をということなんでしょうけど、そういうことはできないでしょうね。由美さんがあんなでは。だからどっちかがあきらめなければならないんですけど、由美さんのほうが長く生きるんでしょうから、僕は、彼女の見方をしてやりたいと思ったんですよ。」
と、マーシーは言う。そういう事か、うちの実家と似たような家が、ほかにもあったんだ。他人の目からすれば、すぐに家を出ていけばいいのになと思っても、できない事情があるのだろう。だから、彼女が精神を病むのである。だけど、そういうところから脱出できない家庭はいっぱいあるということだ。
「まあ、間もなく、喧嘩が始まると思います。おじい様は耳が遠いので、ものすごい大きな声で叫びますから。」
とマーシーが言った。その通り、年配の男性の声で、誰のおかげ食べさせてもらっているんだ!という声が聞こえてきた。それと同時に、タクシーがやってきて、マーシーは、急いでそれに乗り込む。芳太郎も、彼女たちの喧嘩をもう少し聞いてみたかったという思いがあるが、タクシーがやってきたので、車に乗り込んだ。タクシーが走り出して、一気に二人を佐藤由美さんのお宅から遠ざけてしまったので、芳太郎はそれ以上、由美さんの家の事情をきくことはできなかった。
「それにしても、由美さんの家は、大変な家なんですね。」
と、芳太郎は、マーシーに言ってみる。
「ええ、あのお爺さんが、もうちょっと自分のことに素直になってくれればいいんですけどね。もう、80歳まで生きて、素晴らしいことなんですから、それを、幸福だと思ってくれればいいんですけど。そうは思えないんですよ。家の悪いところばっかり見て、ほかの幸せに気が付かないというか、気が付けないんでしょう。」
と、マーシーは言った。
「由美さんは、その対立しているのを自分が学校で躓いてやんでしまったからだと悩んでいるんです。だから僕たちは、ピアノ教室に通わせたり、音楽サークルに通わせたりして、彼女を何とか慰めてやらなきゃと思っているんですよね。今回、由美さんが、ピアノ線を切ったと相談をされた時は、僕も悩みましたよ。誰か楽器店の人間を連れてくれば、おじい様との大ゲンカになるのは見えてましたから。だから、あなたがふさわしかったんです。」
マーシーは、ちょっと苦笑いした。
「そうですか。いえ、僕を利用してくれて、本当にうれしいです。僕は、うれしかったです。」
と芳太郎はにこやかに笑った。
「まあ、ちょっと、違法というか、おかしなやり方で依頼してしまいましたけど、ピアノがいつまでも直らなかったら、彼女はもっと不安定になりますし、余計におじい様との不仲になってしまうと思ったので、それでお願いしました。何とかして、ピアノを修理しないと彼女は回復しないと思ったから。これで彼女が自分は幸せなんだと思いなおしてくれればいいんですけどね。でも、あのお爺さんのおかげで、それは伝わらないでしょうね。」
確かにそういうことをしてくれる他人はいっぱいいる。でも、人間はどうしても、身近にいる人のほうが優先になってしまうから、そういう人がいるということに気が付かないのだろう。
「きっと次のレッスンで、彼女からお礼が出ると思います。それで、勘弁してやってください。」
と、マーシーは、そういうことを言った。
「ええ、わかりました。本当は、鍵盤のすり減ったところを直したかったのですが
、それは無理だなということで。」
と、芳太郎もそういうことを言って、マーシーと顔を合わせてにこやかに笑った。
「ええ、そう思ってください。」
タクシーは、芳太郎の自宅前で止まった。タクシー代はマーシーがはらうと言った。芳太郎は、ありがとうございましたとだけ言って、タクシーを降りた。マーシーはまた誰か必要な人ができたら、調律をお願いしたいと言った。芳太郎は、わかりましたと言った。なんだかちょっと訳ありの家庭を訪問したわけだけど、何だかそのほうが、元気が出る気がした。
その数日後のことであった。また、朝食を食べていると、芳太郎のスマートフォンがなる。
「あの、羽賀さんですよね。高野正志です。」
と、またマーシーの声がする。
「どうしたんですか。」
とりあえず、芳太郎はそういうことを言った。
「ああ、また調律をお願いしたいんですよ。ちょっと、マニアックなピアノになりましたけれど、直してくれますかね。」
と、いうマーシーに、芳太郎は、どこのピアノメーカーですか?と聞いてみると、
「グロトリアンです。知っていますか?以前楽器店で、お願いしたら、グロトリアンって何ですかって言われて、逆にこっちが困ってしまいました。」
と、マーシーは答えた。グロトリアンなんて、ファイファーよりもユーザー数が少ないピアノだ。そんなピアノなんて、調律したことは一度もない。スタインウェイアンドサンズよりもさらに古い、権威はあるけど、有名ではないピアノメーカーである。
「本人の話によればグロトリアンの、キャビネットという機種だそうです。どういう位置づけになるのかは、僕も知りません。ただ、良い音が鳴るのは確かなので、調律してもらいたいんです。」
本人というからには誰か所有者がいるんだろう。その人物は誰なのか。
「わかりました。お直しいたしましょう。じゃあ、また時間を決めて、その人のお宅へ伺います。」
「了解です。またタクシーを送ってよこしますから、それでは、一緒に行ってくださいませ。グロトリアンというと、非常にマイナーなピアノで、癖も強いと彼から聞きました。なのでこないだのような、順調な作業とはいかないかもしれませんが、よろしくお願いします。」
と、芳太郎が言うとマーシーは言った。
「今度は、あの時のような、おかしな演出はしません。ちゃんと、お願いをしますので。」
「わかりました。」
と、芳太郎は言った。その次の日。また立派なジャパンタクシーが芳太郎の自宅の前に止まる。芳太郎は、この前と同じように道具をもって、ジャパンタクシーに乗り込んだ。隣の席に座っていたマーシーが、今日はよろしくお願いしますと言った。芳太郎は、グロトリアンのピアノの所有者はどんなピアニストなのか聞いてみた。
「ええ、ゴドフスキーをよく弾く方で。ものすごいうまいんですけど、僕たちのいうことはなかなか聞いてくれなくてですね。できれば、あなたには、調律しなおすことで、彼にもう一回ピアノを弾くようにしてもらえないかと思うくらいです。」
「そうですか。」
と、芳太郎は言った。
「それなら、僕も、手を抜くわけにはいきませんな。」
二人がそう言い合っていると、タクシーの運転手が、お客さんつきましたよ、と言って、大きな日本家屋のような建物の前に、ジャパンタクシーを止めた。こんなところに、ピアノを弾く人がいるんですかと芳太郎がつぶやいたのを無視して、マーシーは、インターフォンのない玄関からどんどん上がって、芳太郎を一番奥の部屋に案内した。
ふすまを開けると、確かに、グロトリアンというロゴの書かれたグランドピアノがおいてあった。いつもならたたまれていない布団が今日はたたまれていて、一枚の座布団の上に、やつれた姿の男性が一人座っていた。銘仙の着物に身を包んだ彼は、何だかげっそりと痩せた痛々しい表情をしているが、男である芳太郎やマーシーと比べると、大変美しい顔をした人物だ。彼は深々と座礼して、
「この度は、いらしていただいてありがとうございます。」
というのであった。ピアノの後ろに置かれていた本箱には確かにゴドフスキーの名を冠した楽譜が大量に入っている。その楽譜にはところどころ血痕が見られ、それが彼の人生を象徴しているかのようだった。
「いえ、そんな、ご丁寧にしなくても結構です。じゃあ、ピアノを調律させていただきますが、どこか音程的によくないとか、そういうことはありますか?」
と、芳太郎が聞くと、その人は、調律?とだけ聞いた。芳太郎は、聞いていないんですかと聞きたかったが、後ろでマーシーが、申し訳なさそうな顔を見て、すべての顛末を知った。マーシーは、本当に調律が必要だとは思ってなかったのだ。ただ、この人に、生きてほしいと思って、自分に調律を求めてきたのだろう。きっと、この目の前にいる美しい人物は、もしかしたら、自殺でも企てたのかもしれなかった。マーシーはそれを止めたかったのだ。だからその手段として、自分を呼び出したのである。
「調律させていただきますね。」
と、芳太郎は、立ち上がって、ピアノのふたを開けた。鍵盤にも血痕がいくつか見られたが、芳太郎はそんなことは平気だった。そういうことは何も言わずに、鍵盤を押して、音程の調整を開始した。グロトリアンのピアノは癖が強いというのは本当で、鍵盤は重たく、押すのに苦労させるタイプのものだった。
「グロトリアンのピアノをどこで手に入れたんですか?」
と、芳太郎が聞く。
「水穂さん、答えてやってくださいよ。」
マーシーが言うと水穂さんと言われた人は、
「ええ、ドイツで慰問演奏したお礼にもらったものです。」
と答えた。確かにゴドフスキーを弾きこなせるのであれば、そういう演奏なんて簡単なものだろう。それでもらったのだから、水穂さんは相当ピアノがうまいはずだ。
「ゴドフスキーを弾けるなんて、すごいじゃないですか。なかなか弾ける人はそうはいませんよ。それは、素晴らしいことですね。」
と、芳太郎が言うと、水穂さんは、
「いいえ、素晴らしくなんかありません。僕は皆さんよりも低い身分なんですから。」
とだけ言うのであった。それはどこか不変性があって、悲しいくらいの表情だった。低い身分とはどういう事だろうか、話をしてみたかった。
「それは、どういうことですか?低い身分なんて誰が決めるんですか?」
と、とりあえず今出てくる思想を言ってみる。
「ええ、僕の出身は伝法の坂本ですからね。多分、年配の方に聞けばわかるのではないでしょうか。」
と、水穂さんは答えた。伝法の坂本と言えば、穢い人が大勢いるというスラム街だ。そこから、この人は、這いあがろうとしたのだろう。鍵盤の血痕がその証拠であった。
「いいえ、そんなところに生まれたからと言って、差別されるようなことは、今ではあってはならないことですよ。」
と芳太郎が言うと、水穂さんは、首を振った。
「そんなこと言わないでください。水穂さんは、ゴドフスキーが弾けちゃうんですから、ものすごいうまいということではないですか。それは、すごいことだと思いますよ。それは水穂さんにとって財産ではないですか。」
と、芳太郎は、水穂さんに言ったが、
「それも、伝法から来たと言えば、みんな持ってかれてしまうのがおちです。」
という水穂さん。芳太郎は、改めて、水穂さんにのしかかっている歴史の重さを実感した。でも、水穂さんには、自身を否定しないでもらいたかった。ゴドフスキーなんて、誰でも簡単に弾けるという作曲家ではないのだから。
「いいえ、水穂さんはすごい人です。このピアノも、水穂さんが明るく生きてくれることを望んでいると思います。」
後ろでマーシーが、泣いている声がする。そうだと言いたいのだろう。芳太郎は、それが水穂さんに通じてくれるように、ピアノの鍵盤を押した。
ろくでなしの調律その弐 増田朋美 @masubuchi4996
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