小さな君

由文

気が付くと其処にいる。

気が付くと、そばにいる小さな君。


朝起きる。


目が合うと、いちばんに駆け寄ってきてキスをする。


食後にソファに座ると、僕の膝の上に乗り、頭を撫でてとせがむ。


頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細める君が可愛い。


昼寝をしようと、ソファに横になるとここぞとばかりに一緒に横になる。


仕事をしているとき、視線を感じて振り返るとそこにはいつも君がいる。


遊んでほしそうにじっと僕を見つめている。


しょうがなく仕事の手を休め、一緒に遊んであげるととても喜んでくれる。


その姿が愛らしい。


夜、休もうと布団に横になると、自分もと身体を寄せてくる。


身体を撫でてあげながら、その可愛さに心が癒される。


小さな君の、その体温を感じながら、おやすみ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小さな君 由文 @yoiyami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ