第8話 【俺のギルティは色々な能力が使えるみたいです⑤】
俺の合図によりノアの超必殺技がヴァルキリーに炸裂! 敗北を喫したかのんは服を裸させて「これで許して・・・」と服従する予定だった。そう。俺のシナリオ通りならそうなるはずだったんだけどな。
シーン・・
・・・あれ?
「何も起きない・・・?」
いやいやそんなわけあるかお前。あんだけワイのことボコボコにしとって今ないってどういうこっちゃねん。思わず関西弁出てもうたわ!! 出身神奈川だけど!!!
「おい! なあ! 何してんだよ!? やる気あんのか! お前さっきあれだけスキル発動してたくせに都合良すぎんだろ!! そういうの職権濫用って言うんだぞ!! 意味知らんけど!!」
「そ、そんなこと言われても・・・スキルは発動したはずですよぉぉ・・・」
ノアは涙目で背中の大太刀を「ほらほら!」と指差している。確かに大太刀の柄の部分に付属してある宝石はチカチカと点滅していた。このマークはスキル発動の合図だから確かにノアはスキルを発動させていたらしい。
けど、実際に何も起きてないのが事実なわけでして。
「もう、なんでも良いから早か何かアクション起こしてくれよぉぉぉ!!! 雷とか! 炎とか! 台風とか!! なんでもあるだろーが!!!」
ノアは自分の脇に腕を入れシュッシュっと勢いよく擦ると。
「ス、スパーク・エナジィィ・・・!」ファサアッ・・・!
スパーク・エナジー
効果 髪の毛が少しファサアッってなる。
追加効果 俺の心がかなり虚しくなる。
俺は怒りのあまりノアに襲いかかり奴の髪の毛を引きちぎろうとするが如く引っ張る引っ張る。そんな中で俺の首元もひっぱらーーぐえっ!!
「・・・茶番はもう良いかしら?」
運営のミスにより初回無料ガチャがまともに引けなかった俺は仕方がないので呪われた装備ギルティ・ノア(★0)と旅をすることになりました @masiro02
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。運営のミスにより初回無料ガチャがまともに引けなかった俺は仕方がないので呪われた装備ギルティ・ノア(★0)と旅をすることになりましたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます