構成簡略化ツール

猫目 青

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構成は三部構成。序文、展開、結末で分ける。序破急、友情努力勝利の法則も三部構成。論文も初めの文、展開、結末で三部構成。人は文章を三部構成で捉えていると考えた方がよさそうだ。

 一番大切なことは序盤と終結で主人公や周囲がどのように変化(成長、もしくは思考の変化)しているのか描くこと。展開には何かしらの試練を入れ、変化のきっかけを作ること。



 序文の注意事項。

 序文は全体の十分の一で治めるようにする。これが出来ないと、作文だといつまでたっても本文に入れない状態になる。つまり、物語が始まらない状態。逆に言うと序盤の長さで必要な枚数が決まる。



登場人物


脚本術には多様な登場人物たちの属性や分け方があるが、数が多すぎて使いこなすのがかなり難しい(しかも話によっては登場しない属性もある)。ざっくりと、話の中で彼らがどんな働きをするのか、100文字前後で書いて、彼らがどんな役割を担っているのか把握しとけば大丈夫だと思う。

 同じような役割のキャラはなるべく統合する。いらないキャラは削除する。これで随分、キャラクターの役割と数が絞れるし、キャラを作中で動かすのも楽になるはず。

掌編なら二人。短編なら三人。中編なら四人。長編で五人以上がベストな主要登場キャラの人数。



設定


まずは話をどのように進めるのかざっくりと思いつくシーンを→で繋げてフローチャートを作る。その話の展開に必要な設定だけを、箇条書きして作っていく。そうじゃないと話を進めるために、設定をどんどん付け足していくようなことになりかねない。逆に言うと、話の展開に必要ない設定は作らなくていい。



あらすじ書き

これらが出来たら、原稿用紙一枚にあらすじを書く。これで物語の大まかな進み方が分かるし、公募に送るあらすじも完成する。


これにてプロット完成。

プロットはあくまでも骨子なので余分なものは取り除くこと。

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