いや面白かった。
いや笑えた。
どうしよう……この面白さをどうやって後世に伝えたらいいのか……
それは次世代を生きる、若い私たちの使命の筈なのに……。
すみません私には、この作品の素晴らしさに相応しい言葉がみつかりません。
だから……だから……心を込めて歌います。
聞いてください。
King penguin 『白目』。
………
時には誰かを
知らず知らずのうちに
尾行してしまったり
捕まったりして初めて
犯した罪を知る
戻れないよ、あの部屋には
居心地がよかったとしても
魚漁へと歩き出さなきゃ
海が凍てついてようとも
(中略)
ペンギンに生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
社会不適合者の宿命があるんだ
朝目覚めたら
どっかの誰かに
飼われてやしないかな
飼われやしないよな
聞き流してくれ
(中略)
忙しない日常の中で
歳だけを重ねた
その向こう側に
待ち受けるのは
南極か日本か
真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
全てを包み込んでくれ
今日だけは
全てを隠してくれ
………
種別を超えた『生きることの全て』がこの作品には詰まっています(真顔)。
読み終えた時あなたは、ンクァッカの雄叫びの向こうに、凍てついた地平を見るでしょう。
必読本作。
今言えるのはそれだけです。お願い、読んで。