勧善懲悪の、スカッとする物語です。主人公バディの対戦する極悪バディが、本当に潔い程のクズであるのが面白い。正に、ピカレスクロマン!
描写が非常に躍動的で、アニメのように頭の中を駆け巡る作品になっていると思います。また、キャラクターがそれぞれ特徴的で、喜怒哀楽がしっかりと表現できているため読むことに飽きませんでした。結論を一言で言えば「面白い」になってしまうのですが、1話からの掴みが良いので読むことをお勧めします。
出だしだけ読むと、ただの高校生殺し屋のアクションシーンが連発する、割とお決まり話かと勘違いしてしまいましたが、最後まで読めば、いかにも高校生らしい純粋でいたいけな魂の二人が織りなす、感動的な物語でした。残酷なシーンがありますが、それすら後の感動に繋がります。とにかく読んだ後、同情とも違う純粋な感動の涙があふれる、素晴らしい作品です。ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
暗殺業という暗い職業の話なのですが、不思議な魅力を感じました。この手の奴はあまり好きじゃないのですが、読んでいくうちに魅力に取りつかれ、気づいたら全部読んでしまいました。下村と徹子というコンビの不思議な男女の友情。言葉では形容しがたいですが、ハッキリわかっていることは、どうしようもない犯罪者や、逆恨みするクズなどを始末する内容に読み終わってスカッとしたことですね。昔見た漫画ブラックエンジェルズを思い出しました。個人的に続きが見たいと思いました。
導入が素晴らしいです。あくまで個人的にですが、普段は絶対に読まないタイプの作品なのに、見事な導入で続きを読まされてしまいました。全然すきなタイプの話じゃないのに‥くやしい、めっちゃ面白いです。