第27話対峙

「そうだ。小岩川の河川敷だ」

京也は、畑中から聞き出した電話番号の相手と、取り決めをしていた。


「よし、じゃあ行こうか畑中さんよ。あんたの言ってることが本当なら、そのまま帰れる。ウソなら」

花道は畑中にそう告げると、人差し指指で自身の首を切るような仕草を見せた。

この連中がはったりを言うタイプではないと十分分かっている畑中は、唾を飲み込み必死で気持ちを落ち着かそうとしていた。


「明日香…」

京也が何か言いかけたが、明日香は一言「大丈夫」と告げた。



~総一~

「社長。どうします?もうつきますけど」


「ああ、そうだな…近くの駐車場に入れてそこから歩くか」


「了解です」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私とパパとの絆は地球一周半 北条秋月 @syu-getu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る