END

あとがき

 約2か月かけて、ポチポチ書いていたわけですけど、最初はタイトルがありませんでした。書き終えても全く決まらず、影響を受けた作家さん(の本)に力を借りた感じでまとめました。池澤夏樹さんの『スティル・ライフ』が大好きで、本のおもしろさを知ったきっかけの作品でした。「意味は違うけど、盗むと金属をかけてこのタイトルにしよう」と決めました。数年ぶりに話を書ききれて楽しかったです。逆を言えば数年間はボツだらけだったんですが。似たような人たちが出てくるんですけど、話が詰んでボツ、スピード感がなくなってボツ。長かったあ。


 楽しんでくれましたでしょうか。


 稚拙な個所もあったかもしれませんし、自分でも「なんじゃここりゃ」と思うフシもありますが。優しい目でみていただけると嬉しいですし、ここまで読んでくださってる方はきっと優しいですね。ありがとうございます。

 文字の表現は、読み手の方々の想像力にほとんどお任せすることになるので、みなさんがどんなイメージで読んでくれてたのかがとても気になります。


 ついでに愛着のある人々についてもお話させてください。


まず伊野田さんですね。

イノダコーヒーから借りました。百貨店の上にありますね。あの赤い椅子が好きです。漢字は当て字です。別のお話では中学生のお守りをする普通のサラリーマンだったのに、今回は主人公になりました。大出世したくせに途端に名無しになるっていう境遇。私もそうなると思ってませんでした。伊野田、ごめん。もっとかっこよく書いてあげたかった。入れ替わりのミステリー要素でも入れられたら読み応えアップしたかもしれないと思いつつ私の今の頭じゃ無理でした。以前それで失敗してます。でも思い入れはあるよ。次回以降、活躍させたい。陽気なとこもだしてあげたい。


笠原拓

もともといたキャラクタでした。もっとかっこいいお兄さんのはずが、出してみたらヘタレになりました。伊野田さんと性格が逆になりました。しかしメンバーの中で一番常識人のはずです。

拓と伊野田さんは十年くらい私の頭の中で煮えてましたね。味付けが定まらない料理のように、ずっといましたね。二人に「よかったね」と言いたいです。


高見佳奈

ゴロがいいから決めた。女性はこーいう響きで決めることが多い。

ふとおもったけど、皆川亮二のD-LIVE!!にでてくる初音ちゃんに影響受けてんなって思いました。


黒澤当麻

響きがいい。当麻はスペックから。伊野田さんとの小競り合いがかけてよかった。小柄な狼みたいなのイメージしてたつもりが、書いてみたら「え?子猫ちゃん?」って感じになった。中身はもっと落ち着いた大人のはずなのに…。次はもっとかっこよく書いてやりたい。


琴平

好きな俳優がモデル。名前は言わないでおく。イメージ着いちゃうから。もともと敵役だったはずなのに、気がついたら伊野田さんと組んでいた。


ウェティブ

朝起きたら寝ぼけて口にしていた名前1。ウェティブ・スフュードン、って言いながら起きた。覚えてたから使った。


文香社長と秘書櫛田

会社パートも必要かなと思い、だしてみました。


何はともあれ、書き終えてよかったです。

お話はあと3作かけばキレイに終わる寸法ですが、どうなるかしら。どうなるかしら。

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スティール・ライフ 久納 一湖 @Kuno1ko

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