最初は我慢。中途からスルスル

読む上で、まず心得ておく点は主人公の魅力の無さ。
感情的で、想像力が無く、やたら強い単語が頻発し、罵倒が多く、学習せず、言葉はその場の気分を垂れるだけ。
最初に読んだときは、そっと戻りました。
ただ他の方のレビューを見て、もうちょっと読み進めてみました。

星の生物に知性が生えると、彼ら視点の流れがちょこちょこ出てきます。
それを追っていくと結構おもしろい。
歴史の縮図というか、一人の生物視点からでは様々な出来事であれ、巨視的に見ると最初の最初から分かってる理屈にそのままハマっていく。
そうなるだろうな。
そんな納得できてしまう変遷をたどる歴史をみると、運命が個人ではなく歴史に使う言葉だと思えてきてしまう

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