第2話 治也の家族
「なぁ、治也…………なんか、すごーい視線を感じるんですが………?」
「?そう?………………あっ」
「え?何?その、あっ、は」
「そ、そのぉー実に言いにくいのですが…」
「なに?」
「い、妹からえげつない程のRainが……」
「えっ?治也の妹?」
「ちょっ、ちょっと電話掛けてみるわ」
プルルルルルル、プルルルルルル
『あっ、お兄ちゃん?今どこ?誰といるの?』
『お前、今俺の三本後ろの電柱におるやろ?』
『へ?いるわけないじゃん』
『ふーん。
こォォォォのォォォォブラコン女ァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!
』
(こォォォォのォォォォブラコン女ァァァァァァァァ!!!!)
『うっさ!!!!!!』
『あ、俺のshout聞こえたからいるな』
『……………もういいわよ』
『まったく……友達と外食行くならいってよ………私、お兄ちゃんのこと待ってたんやけど………?ご飯の材料買わなあかんかったし…まぁ、今日は要らなさそうやけど」
「へいへい、それはすまんかったの」
「へぇー、この人が妹さんかい?」
「あぁ、そうだ。この浮き沈みが激しい妹が優奈、優奈、この憎らしいほどのイケメンは和翔だ」
「初めまして。このアホのいもu……つま先踏むな。この凡人の妹の優奈です。このぼn……蹴るな。兄がお世話になってます」
「あはは……こちらこそお世話になってます。」
「この通り、思ったことをすぐ口に出す愚まi………おい。妹でなー性格さえ直せばモテるのになぁ」
「やかましいわ」
「あぁん?」
「おっと?やる気?お兄ちゃん?」
「まぁ、今は大人の対応してやるが……家に帰ったら覚悟しとけ」
「………やってみろや。」
「……」
「やってみろや。」
「………」
「やってみr「やってやろうじゃねぇかぁ!!!!!!」
~1分後~
「ゼェ……ゼェ……」
「ゼェ……ゼェ……」
「…………ぶふっ」
「はははははははははははは!」
「…………なんだよ……」
「いやぁ、2人はほんとに仲がいいんだね」
「「仲良くねぇわ!」」
「…………」プルプル
「「アァん?」」
「やっ、やめっ」
「わーらーうーやーつーにーはー!」
「おーしーおーきーだー!」
「ギヤァァァァァァァァァwwwwww」
~5分後~
「「「つ、疲れた……」」」
「てか、本来の目的忘れてない?」
「「あっ」」
「マック行こうか、優奈ちゃんも来る?」
「はい!行きます!」
「この対応の差はなんや」
「さあ?」
「まぁ、僕からしたら羨ましいよ」
「兄弟いないのか?」
「中学の妹がいるよ……でもね…………なんかやばいんだよねぇ」
「「あっ」」
(察したわ)(察し)
「まぁ、」
「その……」
「「頑張(ってください)」」
「と、取り敢えず入ろうか……」
「話なら聞いてやるぞ(聞きますよ)」
「ありがとう。食べながらにしようか」
「へーい(はーい)」
地味に高校生活を過ごそうと思ったのに何故か学校一の美少女と仲良くなった件 東雲 誉 @Naota_659
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