快楽殺人者が、社会の役に立ってしまう社会になってしまったら?って作品ですね。
社会がゾンビそっくりの怪物で溢れ返り、人殺しを忌避する倫理観持ってる人間は何もできなくて手をこまねいているだけ。
でも殺人鬼はそんなのないから、ゾンビを平気で殺せる。
そうすると、ゾンビに怯えていた人に、殺人鬼が感謝される世の中の出来上がり。
……下手すると「でも、こいつら正義感なんて持ってないんだよ?快楽殺人者なんだよ?それでも、有益だったら全肯定されてしまうの?」と読後に嫌な気分になってしまいかねない物語設定だと思うのですが、そこはそれ。
ちゃんとストッパーのようなものがあります。
というか。
そのストッパーこそ、この物語の主軸なんだろうな……。
どんなストッパーか?それは読んでのお楽しみ。
ストッパー役の人物が最後に出した答えが、読後感を良く?してくれてます。
爽快感?うーん、どうなんだろ……
幼い頃から生き物を殺すことが大好きな加賀美 悠。
成長した彼は立派? な連続殺人鬼になった。
23人を殺した直後に、彼は警察に捕まってしまうが……。
この作品が面白いのは主役がサイコパスなだけでなく。そこに『歩く植木鉢』こと『プランター』と呼ばれるゾンビが出て来るところ。
『プランター』は新種の食虫植物に寄生され。自我を失い、人間を襲い、食べるようになってしまった元(?)人間。
『プランター』なるゾンビの出現で首都はロックダウン。
『プランター』を人間(事実上ゾンビなのだが)として扱う政府は『プランター』を殺せない。
しかし、加賀美を始めとするサイコパスな仲間達はそんなことなど関係なく、『プランター』を駆逐して行く。
自分は何も変わってないのに『プランター』(人間?)を殺して寄生されてない人々に感謝される加賀美。
人間(?)を殺して感謝される世の中になるとは、サイコパスな加賀美も予想だにしていなかった。
『プランター』にも種類があって、最新第8話では、更に強い、開花者(ブルーマ―)や女王者(クィーンズ)と呼ばれる上位の『プランター』も出てきて益々盛り上がりを見せている。
あなたもきっとサイコパス×ゾンビなストーリーにハマるはず! もしも実写化したならば、確実に映える作品です!
是非❗ ご一読を‼️