読後感がなんともいえないですね

快楽殺人者が、社会の役に立ってしまう社会になってしまったら?って作品ですね。
社会がゾンビそっくりの怪物で溢れ返り、人殺しを忌避する倫理観持ってる人間は何もできなくて手をこまねいているだけ。
でも殺人鬼はそんなのないから、ゾンビを平気で殺せる。
そうすると、ゾンビに怯えていた人に、殺人鬼が感謝される世の中の出来上がり。

……下手すると「でも、こいつら正義感なんて持ってないんだよ?快楽殺人者なんだよ?それでも、有益だったら全肯定されてしまうの?」と読後に嫌な気分になってしまいかねない物語設定だと思うのですが、そこはそれ。
ちゃんとストッパーのようなものがあります。

というか。
そのストッパーこそ、この物語の主軸なんだろうな……。
どんなストッパーか?それは読んでのお楽しみ。
ストッパー役の人物が最後に出した答えが、読後感を良く?してくれてます。
爽快感?うーん、どうなんだろ……

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