一般的に、視覚や聴覚からの情報はよく描写されますが、嗅覚に関しては忘れがちの作品が多いように感じています。その点、この作品は「におい」から始まっているのが、まず面白い点だと思いました。
「一般的に」みたいな他と比較する観点とは別に、「この作品は(タイトルに二度も唐揚げという言葉が出てくるくらい)唐揚げにこだわった作品である」という、この作品のアイデンティティから考えても、嗅覚重視で始まるのは素晴らしい、と感じました。食べ物関連は、味覚だけでなく嗅覚も重要だと思うので。
作者からの返信
ありがとうございます!
嗅覚について、丁寧に読んでいただけて嬉しいです。
現代日本の、特に都会で暮らしていると、植物や生き物の持つ有機的なにおいは慣れないものとして受け止めてしまうだろうなと考えて書きました。
この主人公(語り手)にとって、一番異世界(普段の生活と異なるという意味で)を感じる部分がそこだったのかもしれません。森の景色だけなら、写真や動画などで楽しむことができて、知識としては持っていると思うので。
食べ物に嗅覚が重要というのもおっしゃる通りで、特に揚げ物はまず油が熱せられた「におい」で食欲が刺激されるんですよね。
唐揚げを作るまでまだ先はありますが、お時間があればお付き合いいただけると嬉しいです。
いきなり、誤字(?)指摘ですみません。
『きっと交通事故に合ってしまった…』
『遭って』かな?
ボドゲは苦手ですが、こちらは楽しみです。理屈抜きで楽しませて頂きますね。
作者からの返信
誤字!ありがとうございます!
修正いたしました。公開から時間が経ってなんども見ているはずなのに、誤字はなかなかなくならなくて困ります……。
気楽に楽しんでいただければ嬉しいです。