第7話

そして今に至る。彼には私しか見えていない。罪なほど無垢な彼には私しかいない。誕生日が一緒なんて嘘に決まっている。純粋な彼を私にメロメロにさせるなんて、3年もあれば容易なことだった。



ただし、気に入らないことが1つある。彼は学校に通っているということだ。彼の顔を誰にも見せたくないため、彼には前髪を目がおおわれるまで伸ばさせている。


「学校なんか行かなくてもいいんだよ?」


何度彼に問いかけただろうか。でも、


「僕が、蓮を養う!!」


と言って聞かない。彼は純粋すぎる。それは、私が大好きな部分であるが、大嫌いな部分でもある。お金んなていくらでもあの父親が出すというのに、、、







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美の代償 @kcoffe

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