第4話 使命の見つけかた 2
人は、1日の半分の時間を習慣的な行動に費やしているという。
まずは、その慢性化した習慣があると知ること。
そして、変えるために今までと違ったアクションを加えていく。
3日坊主という言葉もあるように、続けること自体ハードルが高い。
モチベーションを保つのは、本当に難しいので、自分一人だけでなく、周りの人も味方につけていくと続けやすくなる。
「では、続けやすくするコツをお伝えしますね。
1つ目は、自分にはできないとか、難しいという思い、モヤモヤした感じがでてきたら、すぐにそれを手放します。手放す方法は、両手を前に出し、その思いを手のひらに乗せます。どんな感情か、色かなどを感じながら。その感覚をしっかり味わい、それを宇宙に還すと意図します。すると、その思いは、宇宙の中の光に吸収されたのち浄化され、きれいなエネルギーとなってから、再び自分へ戻ってきます。
ハードルに感じたり、壁があるように感じたら、イメージでその壁をどんどん低くして楽々超えられるようにしたり、扉を付けて軽々開けるように。イメージで楽々超えられるくらいにやってみると、実際の行動も変わってきますよ。
2つ目は、自分のやりたいことを応援してくれる人をつくること。相手を選ぶなら、同じようにやりたいことがある人がお薦めです。お互いどこまで進んでいるのか共有しすると、相手もがんばっているから今日もがんばろうという気持ちになりませんか?」
「もしどちらかが立ち止まったとしても、応援してくれる人がいたり、楽しみにしてくれる人がいたら、よりがんばれそうな気がします」
やれそうな、なやれないような答えが返ってくる。
そして、どちらかがやめてしまうと、モチベーションが下がる可能性も高い。
もう何個か提案するとしよう。
「3つ目は、1人でやらなくちゃいけないと思わずに助けてもらうこと」
「助けてもらえるんですか?」
「そうなんです。実は、とっておきのサポーターがいます。
それは【宇宙】です。宇宙には無限の叡智が詰まっているので、ぜひ意識を向けてみてください」
「宇宙ですか……」
「いきなり宇宙といわれてもびっくりしますよね。今日相談にきたのは間違いだったとか思う気持ちがあるかもしれませんが……実は、宇宙は大きな味方をしてくれます」
今までの方法で変わらない。そう思うなら、毎日に変化を加えよう。
地球は行動の星。自分が行動すると、どんどん変わっていく。
常識に捉われて、今まで通りに生きるのも良し。
もし、無限の叡智に触れたいのなら、行動する。
すると、自分では想像できないくらい、面白い世界が待っている。
「何か解らなかったり、迷ったときは、一度考えることをやめ、散歩したり、お風呂に入る、眠るなど、まずリラックスし、宇宙に一度悩みを委ねてみる。
あとは、その悩み自体を考えないこと。ほかの楽しい事を考えたり、何か没頭できることをして忘れてしまうのが効果的です。
そうしているうちに、何となく、ふと、ひらめくことがあります。
ひらめきは、すぐ来ることもあるし、TVや誰かの言葉の中にあったり、たまたま本を開いたらとても響く言葉があったり。だいぶ忘れた頃にやってきたりと色々です。が、自分にとって一番いいタイミングでやってきます。
いかがです?続けられそうな気がします?」
「はい、やってみます!まずは動いて、解らないことがあったらまた相談させてください」
その言葉が聞けて本当に良かった……。
記念すべき初相談が、無事終わる。
「勿論です。また何かありましたらお待ちしていますね」
相手の幸せを祈りながら見送り、本日の相談事が終了した。
不思議なお悩み相談所【ふしぎ110番】 うめおかゆ @yo358
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。不思議なお悩み相談所【ふしぎ110番】の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます