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――って、終わらせようとしたけど、まだ他のことを思い出した。あの、先生が、みんなの気持ちを
国語のままで良かったんだよ。国語が理科になろうが、社会になろうが、それでもいい。百歩譲って体育になってもサッカーやバスケならいい。P以外ならいい。何でPにするんだ。迷惑千万!
楽しそうにバシャバシャじゃねえよ! 1、2、3、ブクブク……じゃねえよ! こちとら死ぬわ、マジで。てめえらなんて、プールともども巨神兵に焼き払われろ! クシャナ殿下、ご命令を!!
こんな惨めな人間がいることも知らずに、一生を終えるおめでたい奴もいるんだろう。「え? 何で? プール楽しいじゃん! 変なの。かわいそうだね~」とかって……Fuck you!! 当時からこういうノー天気なリア充(当時そんな言葉はなかったが、私は早くもそういう人種の存在を認識していた)どもが、ヘドが出るほど嫌いだった。こんな奴らが幸せそうに暮らす、この世とか人生というものに、早くから距離を置きはじめていた。
あの頃、オイラは叫びたかったんだ。クソッタレめ! プールなんて、大嫌いだーーーーー!!! と。違うだろーーー! と。
でも中学くらいから、体も少しは大きくなって、プールの楽しみも分かってきた。あの恨みつらみはうやむやになった。でも、それがまたムカつくのだ。
やはり、現役のときに叫ぶべきだった。膿みたいに残らないように、本当の想いを「今」その時に出さないとならん。あの頃の自分に、何度でも叫ばせてあげたい。
FU×××××××××CK!!!(当時は知らなかったけど、「スカー・フェイス」あたりのアル・パチーノ風に)!!!
おしまい。
プールなんか、大嫌いだー! ひろみつ,hiromitsu @franz
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