恋呪～千代川アスタリスク

少女は呪いの厄災を受け、腹部からの大量出血により命の灯は消えようとしていた。少女は“自らを愛してくれた彼にもう一度逢いたい”と願った。四賢者を名乗る異質な存在は少女の願いを聞き入れ、自らの肉体に少女の魂を縛り付け強制的に転生させ続ける呪いを施した。
　時は流れ2015年、少女の魂は強制的に転生させられ続け、現在は千代川遙を名乗っていた。そして遙の代についに少女の念願は叶い、最愛の恋人の転生先との会合を果たしたのだった。しかし現実は甘くなかった。遙の命は強制転生の呪いによって、あと3年しかないのだ。
　少女を呪った四賢者の目的は何なのか。現代の日常を舞台に、裏で暗躍し続ける異質な存在、異質な日常。物語を物語と認識する者達の超強力な能力。強烈なシリアスメタ発言あり。