地球の事、ブラックホールの事といったSF要素から、重力の事、天体の事といった空想科学的な事など、一見しただけでは取っ付きにくさを感じてしまう点もあるのですが、読み進めていくうちに、それはスパイスに過ぎないと思わされました。
様々な仕掛け、ギミックがありますが、私が特に惹かれたのは何もかも、倫理な常識も変わってしまったと感じさせられる世界観でありながらも、人の気持ち、感性は変わらない点でした。
善意や悪意もそのままで、だからこそ共感はできない仇役がおり、理解できる主人公たちがいるという、複雑な世界だけど独りよがりではないSFだと思います。
Twitter企画より来ました。拙いレビューですが、よろしくお願いいたします。
自分の好きなSF要素がてんこ盛りな上に、人間関係がそこに入ってくることで、タグの通り、哲学書のような考えさせられる作品に仕上がっているように感じました。
主人公の感情表現が上手で、理解能力の低い自分でも、『今、何を考えているのか』が明確に分かりました。
敢えて多くの設定を語らずにぼかすことで、読者があれこれ考察しながら、読むことの出来る作品にもなっていると思います。
是非、SF好きの方だけでなく色んな方に読んて頂きたい作品です。
これからも更新頑張ってください。応援しております。