内容は結構ハードかもしれません。
まぁ、第一話でそれは予想できますが。
そこからしばらく(第一章)普通に学園ラブコメをし、その後第一話路線に戻ります。
主人公、第一章では影薄いですが、本格始動するのは二章からです。
つまり、結構長く影薄い。
でもその間はヒロインその他脇役が活躍するので問題は無いですし、文章は読みやすく整理されて書かれてますので、話数は多いですが特に疲労なく読めます。
物語的に面白いのは、主人公がタイムトラベラー設定で、舞台が今よりほんの少し昔設定なため、時代感覚が「ちょっと古い」程度な事。
スマホが無いだとか、メールが最先端扱いだ、とか。
今だと「あぁ、そんな時代あったよな」的な。懐かしむ感じの古さが面白い味を出してます。
プロローグの衝撃的な始まり方。本作を読み始めてすぐに主人公である「山瀬 涼太」と同じく訳の分からない空間に放り出され一緒に周囲を見渡しそして惨劇を目にするはずです。
そこから時は変わり1994年の日本で転校生として高校生活がスタート。
そしてメインヒロインであるツンデレ少女「四夜 一期」との出会い。学校の規則により個性的な担任「朝倉 富子」と3人で203号室での共同生活。
そこから始まる本当に楽しい日々。バンド部を立ち上げ集まる仲間。読んでいるこっちも皆の楽しい掛け合いと一期のツンデレと先生の破天荒ぶりに笑い、明日は何があるのかな? ってワクワクさせられます。
でもプロローグの情景がずっと頭の隅から離れないんです。楽しい日々や会話にも何となく小さなシミのような違和感を感じてしまいます。
そして……
ここからは読んでみてください。楽しい日常があるからこその違和感と不穏な空気感を味わえると思いますよ。
第十話を読み終えての感想・レビューです!
プロローグの重苦しい雰囲気から一転、超ツンデレヒロインとの日常が始まります。
騒がしくも楽しい、そんな日々を送る主人公を俯瞰しながら、「いや、この後何が起きてプロローグの場面になるんだ…」と、どこかで不穏さを常に感じ続けてしまう、少し変わった作品です。
★こんな人におすすめ★
・ラブコメが好き!
・勢いのある作品が好き!
・ロリっ娘に罵られたい人生だった…。
□良かった点
プロローグには、かなりぐいっと興味を惹かれました。
物語を書くときに、まず最初の難関として立ちはだかるのが、「どう始めるか?」ですよね。
ふらりと立ち寄った読者の心を一瞬で掴めるかどうか、という広告塔の役目と、作品全体の方向性や雰囲気を表す羅針盤としての役目、この大きな二つの役割をプロローグというものが担っているのだと思います。
本作については、前者の広告塔という点においては、プロローグは大成功と言えるのではないでしょうか。
私自身、「何がどうなって、プロローグの場面に行き着くのか、早く展開が知りたい!」と、スクロールの手が早くなってしまいました。笑
■気になった点
プロローグ以降の第一話から第十話までは、「キャラ紹介以外には何を意図した回だったのか?」というのがあまり分からなかった、というのが率直な感想です…。(>_<)
例えば、折角タイムトラベルというオリジナル要素を加えているので、作品の世界に読者を引き込む為には、主人公が感じた違和感をより丁寧に表現する必要があったかと思います。
あるいは、プロローグのシリアスさが本作の本当の性質ならば、コメディタッチの日常回の中にも、少しずつ「これから何かが起こる予感」を織り混ぜていくべきかと思いました。
(読み進めていく中で、セリフに「♪」が出てきたり、現実にある固有名詞をモジった単語が出てくるのには、強い違和感を覚えました…。)
とっても厳しめなレビューになってしまって申し訳ないです!(>人<;)
あまりにプロローグが魅力的だったため、本当に勿体なく感じてしまい…。
もちろん、何者でもない素人からの意見ですので、「ふーん、そんな人もいるんだ」くらいに受け取って下さいませ。🙇♂️
これからも応援しております!
以上、水無月トニーでした。
94年という時代背景とミッションスクールが舞台のタイムトラベル系ラブコメ系の──これから先は皆さんで読んでみて下さい。
正直言ってあらすじを見た時は眉間を顰めました──難しいと。
そして読了しプロフィールに目を通して驚愕しました──え?まだ高校生?と。いやマジで驚きですよ。
だって随所で光る小物が意味のある物だし、台詞も伏線もめっちゃ張ってありますし。この物語を想像し文字起こし出来るのはとっても素晴らしいです。多分めっちゃ時間掛かったんじゃないかな。
この歳でこれだけ──みたいな事は関係無いです。凄いものだから凄いのです。風呂敷は大きく──広がりのある物語ですから、苦労も多いでしょう。細かい点を指摘される事もあるでしょう。しかしそれを補って包めるくらいの広がりを持った作品だと言えます。
【第五回白雪賞企画:第30話まで読み進めた上でのレビューです】
改めて30話まで読みました!
レビュー済だったので、改めて!
『ループ。これは、始まりの物語』
主人公であり、未来から来た高校二年生の山瀬涼太。
彼は、とある理由から1994年にタイムスリップしてきたところから物語はスタートする。と言っても、入り方としては、かなり基本的な「転校生」という位置づけから物語がスタートする。
1994年といえば、まだプレステ2もない時代じゃないでしょうか?
そして、彼以外にも美少女である四夜一期ちゃん。
この娘がまた癖が強く、ロリ可愛いのですよ////
そんな彼女とひょんな理由から、共に共同生活することに!?
テンポよく進められる学園タイムスリップラブコメ、ここに幕を上げるっ!!
キャラの個性もそれぞれ面白いので、ぜひご覧ください!!
1994年の日本を舞台にしている分、結構共感する部分も多い人が多いのではないでしょうか?今では考えられないインターネットがそこまで普及しておらず、YouTubeもない世界ですからね。
今が当たり前の生活だと思っている人には、これだけでも衝撃を感じるかと思いますよ!