EP2 オリジナルスクリプト

♪BGM「hope」


お久しぶりです、ガリューです。


さて、今回はオリジナルスクリプト、通称『オリスク』について書こうと思います。


オリスクとは、言ってしまえばうみねこのなく頃にのスクリプトを改造し

本編に出てくるキャラの立ち絵、背景、BGMを使い

また新たな物語を作る二次創作です。


このオリスクを用いることで、文章だけでは伝わらない雰囲気を

うみねこの世界すべてで独自の解釈や物語を反映できるので

まるで本編のサイドストーリーを見ているかのような感覚になります。


オリスクは専用の掲示板で公開されていたり

動画サイトなどで公開されていたりと目にすることが今でもできます。


また、その気になれば自分も作ることができるので

うみねこの世界にさらに足を踏み入れたい方の中には

オリスクを見る、作るという道を通ったことがあるんじゃないかと思います。


私もその一人です。

それだけ私にとってこのうみねこオリスクという存在は大きいものでした。


きっかけはというと、実に簡単なもので

当時、うみねこのなく頃にはEPが公開されると

次のEPが公開されるまで時間が空いてしまいます。


その間ユーザーの間では


「マリアの薔薇が消えた謎は誰かが持ち去ったのではないか」

「EP1の事件は実は死者の中に犯人が紛れていたのではないか」

「島には親族や使用人以外に人がいたのではないか」


といったように考察がされることが日常となっていました。

それもうみねこの楽しみの一つでありました。

色々な仮説をもとに次回のEPで答え合わせをするような感覚ですね。


とはいっても、1~2か月もするとさすがに次のEPが見たくなってしまいます。

もちろん公開済みのEPを見直すだけでも結構時間かかりますし

そのたびにいろいろな考えが頭をよぎるので考察も変わるのですが。


そんな時に出会ったのがオリスクでした。

当時はEP1公開後でもオリスクはいくつか公開されており

EPを重ねるごとにその数は増えていきました。


そのオリスクの内容がまた面白いものばかりで

考察系はもちろんのこと

日常系やギャグ系など種類も多く

次のEPが来るまでオリスクを楽しんでいました。


私が今回オリスクについて書こうと思ったのも

このオリスクの存在が自分の中で大きいものであり

うみねこのなく頃にを長い間愛し続けることになったきっかけでもあるからです。


オリスクがなかったら、もしかしたら私は

途中でうみねこから離れたかもしれません。


大袈裟かもしれませんが、私はそのくらい

オリジナルスクリプトというものが面白いものだと思います。


なのでうみねこのなく頃にをまだこれから知るという方には

このオリジナルスクリプトの存在を知ってほしいと思ったのです。


そこには製作者の愛がたっぷり盛り込まれています。


私も製作しようとチャレンジしたことがありました。

しかし、当時の私にはスクリプトをうまく動かすことができず

結局、見る専門になってしまったわけですが

もし私がオリスクを作って公開できたらどんなに楽しいことだろうと

いつも他の皆さんの作品を見ながら思っていました。


私は今もオリスクを見返したりしています。


うみねこが現在進行で公開されていた時よりも

もう公開している方も少なく、ほぼなくなってしまったのが寂しいですが

過去に公開された作品を見返すとなると、それはたくさんのオリスクが存在します。




――懐かしき、故郷を貫く鮎の川——


――黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ――



なぜでしょうね。碑文のこのフレーズが頭をよぎりました。

金蔵の心境が思い浮かぶようで本当に懐かしい。



黄金郷を目指す――懐かしきうみねこのなく世界を目指して


一緒にオリスクを辿って探してみませんか――?



ではまた、何かのなく頃に――

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うみねこのなく頃に ようこそ黄金郷へ ガリュー @garyu946

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