モグラ君のスコップ

このたび、夢工学学会の会長に立候補しました。ぎざと申します。

この物語は、色んな人の心にグッとくる作品だと思います。
たとえば、単位を取ろうと頑張る学生さん、
その学生さんを応援するご家族の人、
一人暮らしの人、ペットを飼っている人、
モグラ。などなど。

色んな方に刺さる、心温まる物語です。
何より、主人公の優しさ。これは学業で培われるものというよりは、人柄でしょう。彼のやさしさに、僕は心打たれました。僕が学長なら単位をあげています。
学長じゃありませんのであげませんが。

そもそも、生きていて、ここ「カクヨム」にて物語を書いている、読んでいる人は皆「夢」を見ると思います。
「夢工学」と…続きを読む

一行目から惹きつけられます。
といってもショッキングな文ではないんです。
奇をてらってない普通の一行。
そのまま無理のない展開が続き、気がついたらラストを迎えてしまいます。
これは童話だからモグラが主人公に話しかけてきます。
そこにも無理はありません。
苦手な科目のテストを一週間前に控えた学生ならモグラと話せる精神状態になっても不思議ではありません。
この物語の文字数はなんと4,799文字。
すぐに読めます。
ラストも粋で僕は好きです。
物語の完成度の割に読まれていないのが不思議なくらい。
暖かく優しい童話が好きな方はぜひご一読を。