往年の名作から比較的最近のものまで、筆者が選りすぐりの映画を紹介してくれるエッセイです。アメリカ映画、ヨーロッパ映画、アジア映画とその範囲も多岐に渡っています。
あらすじに加えて、その映画の特筆すべきこと、見どころをポイントを押さえて解説してあるので非常に分かりやすいです。そしてぎりぎりのところでネタバレされないところも好奇心をくすぐられ、読者に「観てみたい」と思わせます。
名画としてずっと残る作品にはそれだけの価値、魅力があるのだと改めて気づかされます。
流行りで消費されてしまう映画ではなく、考えさせるもの、価値観を揺るがすようなもの、人生の指針になるもの、そんな心に残る映画を探している方には、この名作選はとても参考になると思います。