応援コメント

「第22話 ガブリエル ⑩告解」への応援コメント

  • 久里 琳さま

    こんにちは。

    これは……ダニエリの心の中でどれだけ嵐が吹き荒れていることでしょう。まず、何より、辛いですね。誰よりも知られたくなかったガビに自分が盗みを働く女だということを知られてしまった。そんな自分をまだガビは「いい子」なんて言ってくれるけれど、きっとまた自分は抗えない衝動にかられ、同じことを繰り返し、ガビを傷つけてしまうに違いない。苦しくてたまらないでしょう。それと同時に、本当のことを言えて、それでも受け入れてくれたガビにつかの間の安寧を与えられもいる気がします。
    帽子屋の店主がにこにこと謝罪を受け入れてくれたのが意外で嬉しい出来事でした。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    ダニエリの心の中の嵐、その辛さ苦しさを慮っていただいてありがとうございます。
    その辛さは、仰る通り、ガビの信頼を裏切り傷つけるだろうことを自身がだれより知っている、しかもそれを止められない、、というところにあるんだと思います。それでもガビの信頼に抱かれることの安心感・幸福感というのもその通りで、だからこそ離れられないんでしょうね。
    帽子屋の店主がいい人で良かったですね。ここにもガビの人徳が出ているような気がします。

  • 疑われるより、まっすぐ信じられた方が嘘を突き通せなくなるの、すごく分かる気がします。自分が惨めに思えてきますよね。
    ガブリエルの前では、マカレーナに見せていたような反発もできない。娼婦になる、なんてことも言えなくなりそうですね。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    そうなんですよね。責められるより、信じてくれてる人を裏切る良心の痛みに耐えられなくなったとき、子供は改心することが多いような気がします。
    仰る通り、ガブリエルの前ではダニエリも素直になるようです。娼婦になるという考えも変わるかもしれませんね。

  • ダニエリを庇うことはできても改心させられなかったマカレーナと、無垢さゆえに告解させられがガブリエルと、対比になっているように思いました。
    とはいえ彼にはダニエリの内面は理解できていなさそうなので、彼女の焦燥感のようなものを癒すことができるのかどうか……。引き続き見守ります。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    仰る通り、同じくダニエリを思っていても、マカレーナとガブリエルとでは対応の仕方が違いますね。
    そして、ガブリエルの無垢な鈍感さは、この先も周りを明るく照らすと同時に困らせることにもなりそうです。

  • ガビと一緒にいれば、ダニエリは良い子になるような気がしますね✨✨
    お店のおじさん、優しい人で良かった✨✨

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    ダニエリをお気にかけていただいて、ありがとうございます☆
    ガビの影響を受けて良い方向へ変化していってほしいと思います。
    お店のおじさんも、ガビを前にしてますます善良になったのかもしれませんね。

  • ふと思い出しました。

    ――「ダニエルよ、わたしは今あなたに、知恵と悟りを与えるためにきました」

    ガビやダニエリという名の暈しで気づきませんでしたが、この二人は古来から所縁のある名前でしたね。帽子屋のおっちゃんも、話のわかる人で良かった☆

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    ご慧眼! よく気づかれましたね。
    この先のコラムですこし触れますが、ダニエリは預言者ダニエルが女性化した名です。ガブリエルの名は最初から決めていたのですが、パートナーの名をどうしようか考えて思い出したのがダニエル書でした。そうなんです、縁のあるふたりなのです。

  •  ガブリエルの時折見せる、彼の中の決して譲らない一線。それらを繋いでいくと、人の本当にあるべき姿ってのが見えてきそうな気がします。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    ガブリエルは一見ただのお人好しに見られますが、信じるところについてはけっこう頑固だったりもするのです。その譲れないところに共感いただけると、うれしいです。

  • やはりガブリエルは天使の名を持つだけありますね。天使の方の重大な役割を考えると、それっぽい名前の登場人物もいるので、もしやという気もします。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    それっぽい名前……もしや、おめでた的な、アレを期待されてますね?(違っていたらお恥ずかしい)

    実は名前をつけるとき、キャラの性格やエピソードに相応しい名前を取ってきたり、逆に名前から想像を広げてエピソードを創り出したりもしています。
    ただ、そこまでこだわっているわけでもありませんので、ご期待のようなエピソードがあるかもしれませんし、不発のこともあるかもしれません。
    ときどき象徴的な小道具や小ネタを仕込んで、人知れず遊んだりするつもりです。

  • >それぞれの強い意志を籠めた眸でふたりは睨み合った。片や人の真心に疑いを持たない眸と、片や人の悪を暴く快楽に血道を上げる眸と、ともに退くことを知らず目を逸らさない。

    ここ、素晴らしいですね。
    互いの視線の種類の違いが拮抗することで際立っているのが分かります。
    見習いたい描写力です。

    作者からの返信

    お褒めにあずかり、光栄です。ありがとうございます!

    ときどき会心の表現ができて、よし!と感じるのが私の文章を書くよろこびなのですが、皆さんいかがなのでしょうね。天上様は表現にこだわりがおありのようにお見受けしました。
    天上様の文章には刺激を受けています。これからも文章修行に励みたいと思います。

  • うん、ホセは折れると思ってました。
    ガブリエルのキラキラオーラにはおじさんかないません!
    お店のご主人までいい人でよかったです^^
    ダニー、今回はすごく幸運でしたね。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    仰る通り、ホセはガブリエルパワーにかないませんでしたー。
    お店のお爺ちゃんも、ガブリエルと泣きはらしたダニエリが並ぶのを見たら、もう許すしかないでしょうね。
    ダニエリは救われましたね。あともう少しだけ、ガブリエルとダニエリのお話がつづきます。

  • 泥棒、娼婦の子からの葛藤からの仲間たちの支えなど、見所ある回でしたー

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    今回は、ダニエリにとっては試練の回になってしまいました。でもこれが、いい方に向かうきっかけになればいいなと思います。

  • やっぱりホセが押し負けましたね(笑) その名の如く、まさに天使のようなガブリエル。お店のおじさんもいい人でよかった。これを機にダニエリが娼婦以外の未来のためにまた学校へきちんと行って、盗癖もなおるといいんだけど……頼むぞガビ! と思わず親視点になってしまいました(笑) ふたりの関係がこれからどう変わっていくか楽しみです。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    はい、押し負けましたねー。ガブリエルの前では悪徳警官も本領発揮できないのです。
    これからも、ダニエリをあたたかい目で見守ってあげてください。