☞【第2話】:~《弁明と和解》~
まだまだ続きます。
ヤンデレ定期。
*
……
俺ことアストは、
マナの私室の
カチコチに固まりながら、
…………しています。
──え?
なぜかって?
ハハッ、
それはな、
──……なぜに女子といたらダメなんだよ……。
ったく。
そのせいでボラ村の中でも友人が男しかいないし。
──しかもっ!
もちろん、
我が義妹、
──マナが、
その
──こ、
コエぇぇ……!
あ、
汗が……っ、
変な汗が出てくる……っ!!
「うふっ♪
べ・ん・め・い、
は……?」
「……え?
い、
いやっ、
その────」
「──むぅ?
なんであすとは
「お、
お前は
「──むぐぅ!?
むぅう~ (
「…………ウフ♪」
「ヒィ……ッ!?」
俺が
またしても
それを見たマナが
──な、
なぜに!?
怖すぎる……っ!!
「ち、
違うんだマナ!
こ、
コイツは女の子であって女の子ではないというか、
その──」
「──どっちにせよ、
女の子と会話をして家へ連れ込んで
コチラを闇より深き
「兄にぃが悪い兄にぃが悪い兄にぃが──……」と延々と
ま、
またこれだ……。
この
すでに経験済みなのである。
なので、
兄である俺が
「ご、
ごめん!
ごめんてばっ!
なんで
とりあえず、
なっ!?」
「…………ふぇ?
にぃ……?」
俺はその場で立ち上がり、
マナの
──よかった……。
「ま、
まずは落ち着いてくれ、
な?
コイツ、
──マルシアは幼女だぞ?
別に気にすることは何一つないだろ?」
「んぅ………………。
わかった。
私も、
いきなりこんな
ごめん」
俺がゆっくり言い聞かせるように説得すると、
マナは少し
──だがしかし、
「
だぞ?」
「……うん。
──あの、
いきなりその……、
ごめんね?
えっと、
たしか、
────マルシア、
ちゃん?」
「ふふんっ、
マルシアの方に
先程とは打って変わって
──こういうところはしっかりとしてるんだよなぁ……。
俺はいつの間にか
「──ほい。
この女の子 (?) がマルシアドワーズだ」
「ふふんっ、
″まるしあ″ って呼んで欲しいのだ!
よろしくなのだー!」
「うん、
私は
これから
──ところでさ、
|なんでこの子は
「あぁ、
それは──」
マルシアが横に
「──ってことなんだ。
だから、
マナも
「──のだー!」
……おい」
マルシアが話の
お
「お~ま~え~は~っ!
まったく、
何度言えば
「──い、
痛い、
痛いのだー!
やめるのだー!」
……ったく」
俺はマルシアから手を
どうやらコチラのやりとりには気づいていないようだ。
顔を上げたマナが、
「──うん、
そういうことなら別にイイんだけど……。
マルシアちゃんの
その……、
どうするの?」
されたくない質問を問われ、
どうにかこうにか
その
────ふと、
あることに気づく。
「それはまぁ、
──ん?
それよりマナ、
お前、
学校の時間、
ヤバくね?」
*
時系列が我ながら
マルシアは我慢することがとっても苦手です。
ちなみに主人公のアスト君はこれからもツッコミ役として活躍する予定です。
なので、
理不尽なことをされるのは日常茶飯事です。
強く、
生きろよ……。
最後まで読んで下さり、
感謝します。
星剣使いにして天剣の王~岩から剣引っこ抜いたら始まる冒険譚~ 田仲らんが @garakota
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