神さまお願い

無解行末那

第1話

ある日、私は愛犬スーちゃんとテレパシーで話していた。


スーちゃん、あかん、暑くてたまらんで。どーする。


ワテ、もうスタミナ切れましたでしゅ


いまなんどやろ


四十五度でしゅ


あかん、スーちゃん、ホットドッグや


やめてくだだい、冗談言うてる場合ではないでしゅ


どや、まいったか


え、あんた誰や


神様や


神様、昔、死んでしまったはずでしゅ


ワンコはアホや


あんた、神様なら人を助けんとあかんで


うるさい、まいったか


良うわからんけど、まいったでしゅ


そーれ、四十八度や


あかんで、めまいがしてきたわ


わんわん、なんでもいいので、温度さげてください


そや、なんでもええで。温度下げてーや


ほんまでっか、そこまで言うなら温度下げたろ。神様や。


数日後、世界はパンデミックになって、人は活動できず、地球温暖化は止まりました。


数年後、地上には人類がいなくなり、動物たちは幸せに暮らしました。


100年後、ひまわりがたくさん咲く野原に二匹の狼が

夜空の星に向かって遠吠えする姿がありました。


ハッピーエンドです。


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神さまお願い 無解行末那 @lunashade

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