第4「謎」
ヒビに結界を張り、数時間後の事。
「これが結界ね、こんなの見たことないわ」
そう言い経過を遅める結界、内、外の衝撃を無くす結界、二重結界を触った。
「そうか?」
「面白い術ね」
「しっかし、日に日に数が増してるよな〜」
「えぇ、困ったものだわ、倒してキリが無い」
ニコニコしながら言う魔理沙に対し霊夢は同調するかのように呆れた顔してお祓い棒を肩に乗せながら言った。
玲依は魔理沙の言葉に驚き、聞き直した。
どうやら、役5日前に大地震が起き空に大きなヒビが、現れた。そこから数体の幻獣と人影が現れて暴れ始めたのだ。すぐに霊夢、魔理沙が動き倒した頃には先ほどいた人影は消えていたそう。しかし、それからと言うもの不定期にヒビが現れては、幻獣が暴れ回りその度に倒しては消えの繰り返しらしいのだ。
「まさか、ここまで被害が出ているとは」
「ねぇ、玲依?」
「あぁ、どう考えてもおかしい」
氷がそう言うと魔理沙、霊夢が不思議な顔しながら聞いてきた。
「空間、時空を操る力を持ち、道の生物を使役 強化させる塔力を持つものがいた。」
「おいおい、マジかよ」
「でも、今はもう.....」
「玲依が倒したよ、だからこの現象はなくなったの。」
「でも、またなんらかの原因でヒビが現れ、幻獣が暴れ始めたというわけね?」
ずっと何も言わずに黙り込んでいたレミリアがなにか嫌な笑顔をしながら口を開いた。
「あぁ、だが今の幻獣は俺が戦ったやつより数十倍強かった。」
「それにヒビは時間経過で閉じて消えるはずなのに、消えずに広がっている」
「なるほどそこが、おかしいのね」
霊夢はそう言いながら顔を上げ結界で覆われた大きなヒビを見つめた。
しばらくして、日が傾き時は夕時になった。
魔理沙はもう遅いからまた明日来るぜ!と言いささくさと帰り。レミリアも咲夜に怒られると急いで帰った。吸血鬼なにの大丈夫なのだろうかと思いながら見送った。
「さてと、紫?いるんでしょ!出てきなさいよ」
霊夢は何もない空間を見つめ呆れた顔をしながら言った。すると空間に亀裂が入りいかにも大人の雰囲気を纏った(人)?が出てきた。
「あら、霊夢気が付いてたのね?」
「こんな大ごとになっているのに出てこないのもおかしいと思ったのよ、紫 何かあったの?」
霊夢は無表情な顔で亀裂から出てきた人?に言った。
「さすがわ霊夢ね」
「で?どうしたのよ?」
「今回の異変について私も調べていたんだけど、その途中でスキマが使えなくなって出て来れなくなったのよ」
謎の人がそう言うと霊夢は驚いた表情をしながら振り向いた。
「大丈夫なの?」
「問題はなっかたわ、この空間でも外の景色は見れた、そしてこのヒビを結界で隔離したとたんこの力が使えたわ」
「なるほど、」
「霊夢さん、この方は....?」
海友が霊夢に聞くと驚いた顔をし、紫の顔を見てこっちの方をみた。
「ごめんなさい、八雲紫 スキマを操る妖怪よ」
「初めまして無月 玲依です。」
「私は、初夜月 海友です。」
「はじめまして 貴方が、」
「?」
「紫?」
「いえ、なんでもないわ」
紫が、表情を曇らせたので、霊夢が不思議そうに聞くと、紫はゴッホンと言って誤魔化した。
幻想×幻想郷 水霊氷Water ice @waterice
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。幻想×幻想郷の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます