第3話「迫る脅威」

第3話「迫る脅威」

「グォォォォォォォォォ!!」

「いつの間に、こんなに……」

「俺の塔解の圧でなかなか気づくことができなかったんだろうね」

「そうだね~、それじゃ玲依行こうか」

「あぁ、」シュッ

「氷解『氷龍神』」シャーッ

「月食『異世界 パラレル・ワールド・影』

「グォォォォォォ……」バッタッ

「やっぱり強いな〜!」

「私達も行きましょうか」

「そうね」

「グォォォォォォ‼」

「恋符『マスタースパーク』」

「………この数めんどくさいわね……」

「まぁいいじゃない霊夢、いい修行になるんじゃないかしら?」

「うるさいわね〜」

かなりの数が現れた幻獣を倒していったが次々と現れ苦戦していた、

「どこかに普通のヒビよりも大きいヒビがあるあるかもしれないな…この数と強さ」

「ヒビ?」

「空間に裂け目が現れこれが後にヒビとなって幻獣が現れる。それがヒビなんだ。けど、ここ最近はヒビが大きくなったり幻獣が強くなったりと脅威になったんだ」

「なるほどね〜、にしてもこの強さでこの数は流石に骨が折れるわ」

「ふう〜、疲れたのぜ……」

「この私も流石に疲れてきたわ」

倒すたびに強い幻獣が次々と現れみんな疲れているのが分かった。

「はぁー!!」ブォォォォォォォッ‼

「メテオ」ドンッ!ドンッ!ドンッ!

「グォォォォォォ‼」

青炎とメテオの攻撃を受けたが傷一つもなく無傷だった。

「おいおい、無傷かよ……」

「氷、どうする?」

「う〜ん、…………」

(まさかこんなに強いとは……)

「ふッン‼ 」

『聖域 アイスビッグ・マウンテン』

カチカチカチ

一瞬でかなりの広範囲が氷の山となり幻獣もろとも凍ってしまった。

「さっ寒いのぜ〜」

「この大きい山を一瞬で………」

(やっぱり……)

「流石ね」

「あそこがヒビだ!」

パリパリパリッ

「急にヒビが大きなった!?」

氷の山ができた事によってヒビがよく分かるようになりあまりにも大きさに一瞬驚いたが、それよりもヒビが大きくなるスピードが早いことに驚いた。気づけば空高くまで大きくなっていた。

「おいおい、こんなに大きいの見たことないぜ」

「ここまで来ると封印は難しいな…」

すると、その大きいヒビから幻獣がこちらへ歩いてきた。大きさは明らかに大きくヒラヒラと薄っぺらいようにも見えた。

「玲依………」

「あぁやるしかないな」

「みんな協力してくれないか?」

「えぇ、」

「もちろんだぜ」

「任せなさい」

ドスッドスッドスッドスッ

「グォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

「最初っから本気で行くぞ!」

「分かったわ」

「もちろんなんだぜ」

「ええそうしましょう」

「『塔力』絶対零度空間」

「龍神氷日」

青い炎の龍が現れ氷の周りをぐるぐる回っていた。氷が持っている刀は青く刀身は氷のように半透明の薄青色だった。

「聖罰『マリア』」

「グォ?!」

「よし、今だ」

「霊符『夢想封印』」

「恋符『マスタースパーク』」

「神槍『スピア・ザ・グングニル』」

「龍神氷日『氷天無限槍』」

ドッカーン‼

急激な零下でひらひらした幻獣が少し凍ってしまいスピア・ザ・グングニルと氷天無限槍が大きく、食らってしまい大ダメージを食らってしまった。

「海友!」

「分かった 浄化『無重の消印封印』」

「グォォォォォォ………」シュー

大ダメージを食らっていた幻獣の周りに青い塵

が現れ十字印が現れ薄っぺらくなり消滅した。

「神器『氷天砕き』」

「フンッ!」パリパリパリバッリーンッ

大きなった片手斧が現れ氷が一振りすると巨大な氷の山が一気に砕け散った。

「さて、これで一件落着かな?」

「………おかしいな?ヒビが治らない……」

「どうした?海友」

強敵を倒し、ヒビを閉じようとしていたが閉じることができないどころか広がる一方だった。

「どうして………」

「とりあえず今は、このヒビ自体に結界を張って策を考えよう」

氷はそう言って海友の背中をたたくと海友は安心したかのよに、元気な返事をした。

「うん、そうだね」


ー次回第4話「謎」ー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る