独自の力集ホラーだよ。何処を切る。何処でも面白い、怖いこと。流れ込む、十編余りを何処までも。 小さい頃からホラーは苦手で怖いです。テレビや映画では目をそらせてしまいます。 違う切り口の何処でも価値がある、そんなところが特筆される。テンポはミデアムで、緩急も素晴らしい。まさかの展開に次の話も読みたくなる。そして、本当に丁寧に書かれている。
ホラー特有の不条理、理不尽を、短い文章で楽しめるのが一番の魅力ですね。 詳しくレビューするとネタバレしてしまう恐れがあるので、ここは是非、自分の目で確かめていただくのがよろしいかと。 疾走感と薄気味悪さが、癖になりそうです。
ホラーという物語は、人により求めるそれは違うのでしょう。思わず後ろに何かを感じるなにか。ゾクッとするなにか。人により感覚が違うから、感じるそれ、求めるそれは違うのでしょう。でも、この物語は様々な怖さが散りばめられています。考えてしまう、その怖さ。あとからあとからくる怖さ。短くまとめられた様々な怖さがここに。そして、いつの間にか発見します。次はどんな怖い物語が語られるのだろう?そう考えて、次の物語を待つ私を。こわいですね。