最近ほぼ読み専と化している理由と「面白くない」が口癖のあなたへ
最近web小説をよく読んでいるわけでして。"よく"と云っても、あくまでここ最近の自分と比較してのお話ですし、その対象も普段から懇意にさせてもらっているか、Twitterの通知でよく見かける方に限ったお話なのですが。
きっかけとしては、カクヨムの自主企画で「あなたの作品に講評を書きます」といった主旨の企画をお見掛けしまして。こっそり様子を覗いていたのですよ(参加された作品そのものではなく、講評を読む目的で覗いていました。申し訳ない)。まあ、その主催者というのも別懇にさせてもらっている方々ではあるのですが(笑)
それを見て、「あーなんかいいなー。頑張ってるなー」と。
私も頑張らなければ──と云うより、頑張りたいと思ったですかね。
だから、読んでる。ちなみに講評を書く予定は一切ありません。"殺し合い"はもう満喫したかなと思っているので(笑)
私も十年ほど前になろう──そう、小説家になろうで活動していたのですが。あのサイト名、未来ある若者たちの視野を狭めるという意味で真面目に害悪だと思うのですよね。科学に携わりながら生きたいと誓った子どもたちは概して科学者となる一方、科学者になりたいと誓った子どもたちは概して科学者になれないみたいな。行動にフォーカスしたモチベーションは持続しやすい一方、存在にフォーカスすると挫折しやすいみたいな。
脱線失礼。
兎角、若さゆえの気勢もあり、講評もどきを量産していた過去があったので、何かしら感化されるものがあったのかなぁ──と、そんなふうに感じ入っていたのですが。よくよく考えてみると「いや、別に誰かの頑張っている姿を見て『よしっ、私も頑張るぞ』と奮起することに理屈要らなくね?」とも思えたので、考えるのを止めました(笑)
事実、ハーバード大の約二千人のオフィスワーカーを対象にした実験で、「隣にデキる人が座ってたらあなたもデキる人になれる!」みたいなデータもあるので。
「その研究結果をどう日常に活かせと?」と疑問に思った方は、下記の記事でその詳細について触れておりますゆえ、ご興味があればどうぞ👇
やる気が出ないPIENな物書きたちへ【デキるヤツに近づきましょう】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896176243/episodes/1177354054917539016
だから、中々頑張れないで困っているという人は、身近で頑張っている人、あるいは身近でなくともそういう雰囲気を纏っている人をね、ただ見守ってみるのも妙案ではないかなぁと。そんなふうに思う次第です。
終わりに。先日下記の作品を読ませていただきまして。
『俺は、君の小説が好きだよ』 作者 辰井圭斗
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934069235
すこぶる自分語りが捗ったわけですが。
描かれているもの自体は激しめだったのですけれどね。ただ物書き特有の「そこ押してくれるなよスイッチ」を一通り押してくれるあたり、嫉妬を題材とした小説としてとても明快だったので。個人的には『嫉妬小説(何だよ嫉妬小説って)の書き方』みたいな作品だなと思いました。興味のある方はぜひ。
思うに──作品の良さと一口に云っても色々あって、とことんその内容について語りたいと思わせてくれるものもあれば、今回みたく身に憶えがあり過ぎて、自分語りが爆速するみたいなものもあって。繰り返しになりますけど、それぞれ色々な良さがあるのですよ。
偶にね、作品を「面白くない」と一蹴する人いますけど、その結論に至るのって簡単じゃないですか。
面白いに至るまでに土台作りを要する作品ってあるので。読み手にある程度積み上げがないと感受できないものってあるので。面白い、面白くないにせよ、「この結論でいいのかな?」と疑いをもつことだけは忘れないでほしいなと思うのですよ。
ではまた~。
※今回の投稿にプラスαした内容を後日スタエフで配信予定です。
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