小説を読む二大メリット【なぜ今web小説をおすすめするのか】②
・「小説=エンタメ=読んでも時間の無駄じゃない?」と思い込んでいるあなたへ。小説を読むことで起きる二大メリットについて理解してほしい。
答えが気になるあなたは、読み進めていただければ幸いにござい。
引き続き小説を読む二大メリットについてご紹介します。結論から申し上げますと、下記の通りですね。
①認知的完結欲求を下げる
②長期的な視点から考えると、読書後の罪悪感がなくなる
①については前回ご紹介しましたので、今回は②について説明させてもらいます。良ければ前回を先に読んでいただけますと、よりスムーズに理解できるのではないかなぁと思います。
小説を読む二大メリット【なぜ今web小説を勧めるのか】①
✅https://kakuyomu.jp/works/1177354054896176243/episodes/1177354054935455915
さて、長期的な視点から考えると、読書後の罪悪感がなくなる──恐らく大半の方は「罪悪感」という部分に違和感を覚えるのではないでしょうか。
「罪悪感? 本を読んだ後に残るのってむしろ達成感じゃないの?」
それは全くご指摘の通り。ただ、例外はあるものでして。
たとえば、実用書や自己啓発書をよく読みますという方で、こんな経験したことありません? あの類の書籍って、中には具体的なアクションプランを示しているものもあるじゃないですか。秒で判断し、秒で動くためにはこういうマインドになれ。そのマインドに近づくためには今日からこういう行動をしろみたいなヤツですね。
──その肝心のアクションプランが実行できなくて凹んだ記憶ありません?
「昨日は、アイメッセージとユーメッセージについて勉強しました。会議で中々自分の意見を云えなくて。それは違うんじゃないのって思っても反論するって勇気が要るじゃないですか。だから波風を立てない意見の云い方を知りたいなって。それは違うよと感じたときには、あなたは間違っているよではなく私はこう思うよと云い換える。なるほど~と思いながら今日の会議に臨みました。結果、何も云えませんでした。巧く云えなかったのではなく、何も云えませんでした。そうして私は家に帰って、今牛乳に浸したチョコチップクッキーをかじっています。寝る前にはTikTokを観ようと思います」
悪夢ですよね。せめて寝る前のTikTok止めとけよっていう感じですね。
でも、身に覚えのある方、この読書後の罪悪感に苛まれた憶えのある方って、結構多いと思うのですよ。あくまで私の考察なのですが、読書に対して苦手意識をもつ層ってこうした経験から心折れた~という人少なくないと思うのですよね。
一方、小説は当然のことながらアクションプランなんて示してくれません。でも、登場人物の生きざまに触れて「こういう生き方憧れるなぁ」「こういう考え方面白いなぁ。よし、ちょっと参考にしてみようっ」と思ったことってありません?
そういう意味では、小説を読むって能動的な作業であると私は考えていて。
つまり、フィクションの中から導き出せる自分なりのアクションプランがあるはずなのですよ。もちろん、ただ「あー面白かったー」で終わってもそれはそれで良いと思います。けれど、もしあなたが何らかのフィクションに触れて「まあ面白いっちゃ面白いけど所詮エンタメだしね。時間の無駄だよね」と思うタイプの人間だとして──しかし、心のどこかでそんな自分に苦しんでいるのだとしたら、エンタメをきっかけに今日明日の行動を変えることだって可能だよと。それを知ってほしいのです。
能動的な読書によって、読書後の罪悪感はなくなります。
受動的な読み方だから「時間の無駄だったなぁ」となってしまう可能性が高いわけです。たとえばそれが悲劇的な内容だとしたら「こんな境遇に置かれていないだけ自分はまだ幸せなのかもなぁ」とこれまでの人生を振り返るきっかけにしたら良いのではないかなと思います。
もちろん、実用書や自己啓発書を能動的に読むことも可能です。本の中で示されているファーストステップが自分にとって高過ぎると思うのであれば、そこから自分に適した高さのファーストステップを考えればいいのです。
ただ、具体的なアクションプランが提示されている且つ著者の権威性の主張が激しめの書籍って、良くも悪くも読者が受動的になりがちよねという意味合いで今回対比させていただきました。
では、今回のまとめです。
①認知的完結欲求を下げる
曖昧を受け容れる能力を高めることで、新しいものをどんどん吸収していきましょう。
②長期的な視点から考えると、読書後の罪悪感がなくなる
受動的ではなく能動的な読書を心掛けることで、小説・実用書を問わず得られるものがあります。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。それでも、チョコチップクッキーは牛乳に浸すよね! という方はフォロー・いいねをよろしくお願い致します。ではまた!
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