そうだ 京都、行こう。【ライターズ・ブロックの対処法】

 与沢翼さんの言葉の中に「実利に繋がらない行動全部やめろ」みたいなものがありまして。ここ最近それを信条に余暇を過ごしてきたのですよ。

 まず、朝起きたらクラウドソーシングサイトで受注した記事を書きます。夜寝る前にあらましだけ考えておいて、起床後軽く運動したあとに取り掛かる感じですね。


 就寝前にあらましを考える理由としては、人間ってクリエイティビティを要求されるタスクに対してはある程度先延ばしした方が良いとわかっているので。


 面倒臭いからではなく、アイデアを寝かせるという意味での先延ばし。だから、ふわっとあらましだけを決めておく。八割ガッチリ型つくっちゃったら、もうそこから距離を取ることは難しいので。

 あと、記事と云っても最近は五百文字前後のそれしか書きません。書いても心理学とか得意分野限定なので、タスクとしてはすぐ片付きます。

 次にブログの更新なのですが、私「ムラサキゴテン」とは別に運営しているサイトがありまして。そちらはもう完全アフィリエイト特化型です。お金払って、Google広告出して宣伝するタイプのヤツですね。

 こちら型は概ね決まっているので、記事作成自体に然程時間はかかりません。ただ、着手して間もない領域なので。商材選定とキーワード選定に結構労力を持っていかれます。もちろん、ゲーム感覚で楽しめる部分もあるんですけどね。

 で、十月からトップバズという動画配信サイト(一応記事も投稿できる模様)でちょくちょく動画投稿をはじめて。理由としては、チャンネル収益化のハードルがとても低いから。あと審査も甘い。それゆえ、小遣いレベルでも収益に繋がればいいなーと思い手を出した次第。


 こうなるとこの世の全てが収益に繋がるように思えてくる(まあ、その通りと云えばその通りなのだけれど)。


 もちろん、これまで気にも留めなかった光景が「あれ? もしかしてこれってウケるんじゃね? 撮り様によっては面白いんじゃね?」と。新しい視点から捉えられることは、全く以て悪いことではないと思うのだけれど。

 電車の移動や飲食店での待ち時間など、ちょっとしたスキマ時間はマインドマップアプリでアイデアづくりに励み、ときにはポイントサイトで所謂ポイ活に勤しむ日々──。

 アフィリエイト特化型サイトとトップバズに関しては、十月頭から始めたばかりなので、まだ「大変」と断言できるほどその領域に精通しているわけではないのだけれど。先日、ワケあって一泊したビジホの一室でノートパソコンに向かいながら──ムラサキゴテンの過去記事を修正しながら思ったこと。


 与沢よ、ちょっと休ませてくれ。


 いや、別に与沢さんからこの過ごし方を強いられた憶えはない──というか、向こうだって強いた憶えは一切ないだろうが。

 ここ最近本業とweb小説・エッセイを読み書きすること以外にこれらの活動を続けてきて。ぶっちゃけ一つひとつは大したことない、どころか全く努力が足りていないくらいなのだけれど、微々たる金額とはいえ行動全てに収益が発生するというのは、何だろう。

 ちょっとやさぐれる。


 そんなわけで、月末京都に行ってきます。


 コロナの影響もあって何となく動きにくい──というのもあったのだけれど、何よりアフィ特化型サイトにせよ、トップバズにせよ、まともに成果を出していないので。ゼロでこそないものの雀の涙レベルなので。「成果出してないのに旅行なんて行ってる場合かよ」と思っていたのだけれど、この生き方に何やら違和を覚えはじめた折、「いや、むしろ行ってる場合だろ」と(笑)

 云うて、向こうでも受注した記事は書くし、面白い画があれば撮影するし、過去記事の修正も手が空き次第するとは思うのだけれど。ただ、いざ現地について「うわぁー何もしたくねぇわー」と思ったらそれはそれでいいかなって。

 最後に。社会人になって間もなかった頃、ヴィレッジヴァンガードで立ち読みした『トーキングヘッズ叢書 TH Seires』(流石にナンバーは記憶にございません)にお便りコーナーみたいな枠があって。そこに「ライターズ・ブロックの対処法について教えてください」みたいな質問があったのですよ。それに対する答えが、私メチャクチャ好きで。


 ──あなたが書いていないときもどこかで誰かが何かしら書いているのだから、書けないときは書かなくていいんじゃない?


 もう何の解決策にもなってないじゃないですか(笑)

 けど、別にそういう状態でなかったにもかかわらず、当時の私にはすごいしっくりきたんですよね。確かにな──って。私が無理して何か生産しなくてもどこかで誰かが生産しているのだから。だったら、それでいいのか。いいかもなって。

 

【なろう】なぜ僕らは(読んだこともない)なろう系を平然とブッ叩けるのか

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896176243/episodes/1177354054897162156


 この辺りの"感覚"については上記リンク先でもちらとだけ触れております。ぶっちゃけ読んだ人に「これなら自分でも書けそう!」という感想を与える作品って、エンタメが飽和するこのご時世必要不可欠だと思うのですよ。


 そんなわけで、月末京都に行ってきます。

 いざ現地について「うわぁー何もしたくねぇわー」と思ったら「でもまあこうしている間も誰かは働いてるし、観光してるし。だったらそれでいいかな」と。そういうことにします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る