皆と違うことがしたいあなたの前に立ちはだかる壁【ヒトははぐれても死にません】

 約十年前に捨てたはずの「自作を読んでほしい」という気持ちが再燃しつつあるため、鎮火に勤しんでいる。「書きたい」だけであれば良いのだけれどね。"こういう場所"における「読んでほしい」は「その分注目されたいから評価してほしい」と切り離せないところあるので。


 「誰かに認めてほしい」という欲求の強さと生産性の向上は比例しない。


 ──少なくとも私の場合はね? 

 小六から高校卒業に至るまで自分以外読者がいないマンガや小説の類を量産し続けた(まともな形になっていないものも含めれば、スタートは小六より前にさかのぼる)、その間自作を読んでほしいという発想がなかったとか、妖怪かな? 承認欲求はどうした? と思わなくもないのだけれど。


 つぶさに思い返してみると、そういえば絵の方で承認されていたかもなぁ──と。


 つまり、絵の方である程度チヤホヤされて承認欲求を満たされていたから、あそこまで周りを気にせず小説に打ち込めたのかなーって。絵は、素人でもぱっと見でわかるでしょう。「おっ、巧いじゃん!」って。小説は、ぱっと見で良さわからないじゃない。わかりやすく感覚に訴えかけてくるものの方が、当然評価はされやすいわけで。


「感想さえあればという幻想」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896176243/episodes/1177354054896443102


 上記の回で「外発的動機づけだけでモチベーションを維持するのって限界あるよね」というお話をしたのですが。


 外発的動機づけに頼る──やる気の出どころを外に依存することの何が危険かと申しますと、一人で頑張れないのですよ。


 私、webライティングを中心に副業やっている身なのですが、基本副業は褒められません(笑)そりゃあチャットワーク経由で「今回も良質な記事でした!」という「どうせ私以外にも同じこと云ってるんでしょ!」みたいなテンプレを頂戴することくらいはありますが、基本収入という成果があるのみでして。

 副業やっている人が心折れがちなポイントの一つって、ここではないのかと。本業が多忙だから、在宅ワークが向いてないから、時間がないから──というより、誰も構ってくれない状況下でコツコツ成果を上げ続けることができなかったからではないかと。


 人間は周りと違うことをしようとすると、一人で着実に積み上げなければならないときがやってくる。


 草食動物って群れを成して逃げるじゃないですか。逃げ遅れたものから天敵に喰われるじゃないですか。人間だって、群れていたら生存はできるのですよ。ただ、私らって日々こうして発信している以上は、何かしらの"個"でありたいとは思っているわけでしょう? 群れの中の一頭で構わないよと心底思っているヤツは、そもそも発信活動なんてしてないわけで。

「え? 結局モチベの出どころはどこに求めたらいいので?」と思ったあなたは上記リンク先でその話題に触れているので。良ければ参考にしてみてね。ではまた!

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