創作で燃え尽きちゃったあなたへ【後悔しない選択をするために】
私、先日こういったツイートをしまして。
https://twitter.com/GtH4uTlfJ5mFvlL/status/1299300962990002177?s=20
これはもうね、ガチだと。そう云わざるを得ないと、現在進行形で痛感している。
さて、十六歳の頃に書いた小説をリメイクした結果、得た気づきが二つありまして。一つが三人称一視点思いのほか悪くないぞということ。もう一つが期待値基準で行動するのはやっぱりよろしくないなということ。
まず、三人称一視点についてなのですが──私、この人称と視点「没個性化するから」という理由で使用を極力避けてきたのですよ。
云うまでもないのだけれど、この「三人称一視点=没個性化」という方程式は、私にのみ当てはまるものだから。「この書き方だと私の
で、ゼロベースではない土台ありきのリメイクとはいえ、いざ向き合ってみると──悪くない。今の私らしいかと自問したら多分らしくはないのだけれど、断じて悪くはない。
この気づきを得られただけでも、過去自分が築いたもののアップデートってやる価値あったなぁと思って。
ちなみに「もはや描写じゃなくて説明で草」みたいな箇所が散見される『黒ノ都』ですが、視点を担っている人物のパーソナリティ等考慮すればかえって拙さが表現できているというか、好意的に捉えれば"味がある"かなーと思ったので。あえてそのままにしてみた所存。暇を持て余している方は「あー、ここのことやろなー」と見当つけて遊んでみてね。
続いて、期待値基準で動くのはやっぱり良くないよという話。
ポール・ドーランという経済学者さんが提唱した記録術(でいいのかな?)に、一日再構成法なるものがありまして。たとえば人間生きてる以上は何かしらの行動するじゃないですか? その行動起こす前に感じている「期待値」を十段階で評価、実際に行動して感じた「満足度」を十段階で評価して、「面白そう」と「面白かった」は違うよー、「期待してたけどダメ」って案外世の中にたくさんあるよー、だから「満足度」の高い行動を積極的にチョイスして、ライフ充実させてこーぜみたいな内容なんですけど。
私、この一日再構成法を初めて知ったとき、人間って期待値評価した時点でもう折れちゃうことよくあるよなーと思いまして。
そもそも今回リメイクに当たったのって「私に小説で表現できることはまだあるかい」みたいな、小説に対する意欲の再燃が目的だったのですよ。で、期待値で云うとこれは四点くらいだった(笑)時間投資したところでなぁ──くらいに構えていた。
そして、リメイクした今もう限りなく十点だからね。リソース割いて良かったなぁと痛感している。だから、期待値基準で行動を決定してしまうのはよろしくない。やる前から諦めちゃうのは、とどのつまり「期待値一、二点の行動なんて取る価値なくない?」と決めつけてしまっているわけだから。
何事もやってみなくちゃ満足度は測れない。
余談。『黒ノ都』最大の闇深ポイントは、あれが「誰かこれ読んで~^^」というスタンスのもとではなく、「読者は俺以外要らない(新手のローランドさんかな?)」という"誓い"のもとに書かれた作品ということであって。
「誰かに読まれたいとか、評価してほしいとか、周りからチヤホヤされたくて何かを書いているヤツは表現者として汚れ。俺は、このA4の世界で独り生き、そして死んでゆくのだ」という信仰心のもと書き殴っていたことが何よりの狂気というね(そういう意味ではお前高校時代小説投稿サイトデビューしなくてよかったなと甚だ思う)。
まあ、そんな作品が今になって公開されているというのも中々に感慨深いものです。
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