自主企画『キャッチコピーで思わずクスリときた作品だけ読みます』の所感②
自主企画『キャッチコピーで思わずクスリときた作品だけ読みます』が本日を以てお開きなので──実際に目を通した作品のうちいくつかを振り返って、本企画を締めくくらせていただきたく存じます。なお、紹介する順番にこれといって特別な意図はございません。
『タイムスリップしたら一度はやってみたい事 黒銘菓短編集62弾』 作者 黒銘菓(クロメイカ/くろめいか)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892042464
実質キャッチコピー凸企画にまさかの誤字ったキャッチコピーで凸を仕掛けてきた猛者(現在は修正されている模様。しかし私はそれがタイムス"イ"ップだったことを憶えているぞ)。とはいえ、実のところ最も目を
『トラックネード(トラ台風)』 作者 早起き三文
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891049289
知る人ぞ知るサメ映画『シャークネード』をベースにした、発想自体すごいとは思うがそれを作品として書き起こそうと思ったその心意気もすごいわ──と色んな意味で本企画主催者に驚きと感動を与えてくれた作品。多分そのうち「ダブルヘッド・トラック」とか「トリプルヘッド・トラック」とか出てくるのではあるまいか(多頭トラックシリーズとは)。
『ぺんぺんとらっかせい』 作者 リエミ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887222415
本企画のトリックスター的ポジション。「クスリ」というワードを「微笑ましい」という角度から解釈したのは、恐らくだがこのリエミさんくらいではないだろうか。まさにトリックプレイである。タグの「ほのぼの」が些か腑に落ちぬところではあるが、思い返してみると成程確かにほのぼのであったなぁという気もする?(行き場のない疑問符)
『異世界グルメハンターズ 野良飯編』 作者 あきかん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897974502
本企画の参加作品の中で恐らくは唯一の企画特化型。肝心のキャッチコピーだが、はっきり云ってぱっと見では内容が頭に入りづらい。が、それこそがミソであり、ぱっと見で頭に入りづらいからこそ一旦立ち止まって目を通さざるを得ないのである。目を通して、その文面が表す状況をついついイメージしてしまうのである。企画特化型だけあって、キャッチコピー単体のクオリティもさることながら、「紹介文」及び「第1話」を駆使してオチを作っているあたりも非常に巧妙である。
『Earth climber』作者 真花
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896027807
本企画の中で唯一レビューを書かせてもらった作品。クスリとくると同時に得も言われぬ力強さを感じるキャッチコピーだった。書きたいことはさんざレビューに書いたので(何やら某ドキュメンタリー風に仕上がってしまったが)、ここで多くは語るまいて。
結論:人をキャッチコピーオンリーで笑わせるのは至難の業である。
ご参加いただきまことにありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます