男女の書き分けが難しいとお嘆きのあなたを救いたい①【進化心理学】

 Twitterで辰井さん(今日も今日とてしれっと名前を出してゆくスタイル)と「異性を主観で書くのって難しいね」という話になったので。私とて何かしら助言ができるほど男女の書き分けが卓越しているわけもなし。


 ならば、皆で男女の違いを勉強しようぞ! 

 

 というわけで、今から進化心理学の話をします。我ながら実に自然な導入であるな。

 さて、まず進化心理学とは何ぞ──というところから始まるのですが、「ヒトは動物である」という生物学的な前提から人間の心理を研究する学問だよーくらいの解釈でよろしいのではないかなぁと。だから、人間って確かに動物的な側面もちょっとは持ってるよねーではなく、ちょっとどころか人間は本質的に動物の一種そのものやぞっていう考え方なんよね。

 たとえば──こういう経験ありません? 男性から見たときそうでもない(こういうこと書くと、女は何も男にモテるためにメイクをしているワケではないとか前後の文脈一切無視して凸してくる方、ごく稀におるんやけど凸する前に私が何故そこに傍点を打ったのかをきちんと考えてくれよな?)。その逆も然りで男性がこれはモテるだろと思ってやってること、女性から見たときいまいちピンと来ないみたいな。

 

 そもそも男女じゃ顔に求めているものが違うんですよね。


 基本女性は左右対称性の高い顔を好みます。左右のパーツのつり合いがとれている顔をイイと判断するわけだから、まあ要するにイケメンですよね。そういう観点から云うと、眼鏡って顔の左右対称性を強調してくれるから実はモテアイテムなんじゃね? って説もあるんだけど、この話はまた機会があったらします。

 一方、男はというと基本そこまでの美人は求めていません。ある程度標準ラインより若く見える顔立ちが理想──左右対称性どうこうより顔に若さを求める傾向が強めです。

 で、これから進化心理学的見地に基づいてこの違いを解説するのだけれど──女性には妊娠があるでしょう? 妊娠期間中はもちろん行動が制限されてしまいますし、子どもってそう容易くポコポコ産めるものじゃあないですよね。だから、キレイな遺伝子の持ち主、優秀なパートナーをじっくり吟味する必要があるのです。

 そう、世のイケメン以外の男性諸君、イケメンって顔がキレイなだけだと思ってるだろ? 違うんだ、アイツらは遺伝子レベルでキレイなんだ。顔の左右対称性が高いっていうのはそういうことで、遺伝子がキレイっていうのは変異が少ないって意味なんだ。


 イケメン以外の男は──とどのつまり遺伝子が汚いんだ(膝から崩れ落ちる)。


 残酷かな、健全たる種の繁栄にイケメン以外はお呼びではないのです(今しているのはあくまで"傾向"の話です)。

 さて、一方で男性は妊娠をしません。「ええっ⁉ 男のヒトって妊娠しないんですかぁっ⁉」って思ったそこなあなたは平素よりちょっとばかしお薬とか催眠でメンズをメス堕ちさせる系バイブルをご贔屓にし過ぎてるきらいがあるよね。まあいいんだけど。

 だから──行動を制限される心配がない、倫理的部分を度外視すれば。ゆえに女性ほど遺伝子の質にフォーカスする必要がないんだよね。若さ──妊娠のしやすさ、安全に子どもを産んでくれる確率の高さを重視する傾向にある。

 ちなみにここで「でも、熟女好きっているじゃないですかー」と云われたところで、私どうしようもないからな? これ例外なき普遍的事実の話ではなく、傾向の話だから。私の主観に基づく意見ではないから。そこに「私はこう思います!」と云って乗り込まれたところで、私「知るかぁっ!!」としか切り返しようがないから。なんなら今から練習しとこっかな。知るかぁっ!!

 もし次回があれば(私の気分次第ではこれきりになります)Twitterの方でちらっと触れた「女性は悲しみの感情を察知しやすい一方、男性は怒りの感情を察知しやすい」のは何故かを始め、科学的視点から男女の違いについて色々ご紹介できればなーと思います。

 ぶっちゃけ性差による違いって知ってたらフツーに日常生活で役立つからね。

 ではまた~。

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