自主企画『キャッチコピーで思わずクスリときた作品だけ読みます』の所感①

 参加されている方々はどうか知りませんが、少なくとも主催者である私は楽しい自主企画『キャッチコピーで思わずクスリときた作品だけ読みます』を通じて、いくつか得た気づきがあったのでご紹介させていただきたく。


■笑いの取り方にも複数ある

・ガツン系

 云い換えると声に出して読みたい系キャッチコピー。初めて見たときはそのインパクトに思わず噴き出しそうになるが、後々になって見返してみると「──何でコレで笑いそうになったんだろうな」と首を捻りたくなってしまうもの多数。たとえば、ゆあんさんの『午前三時の小さな冒険』https://kakuyomu.jp/works/1177354054896337286のキャッチコピー。

 

 ──マッパでマッハ。

 

 つい音読したい衝動に駆られる語感の良さですね。ちなみにこのコピー惜しくもクスリまでは及ばなかったのですが、その下に続くレビューのタイトル「最後まで走り抜けましたね!!」が絶妙に「マッパでマッハ」を後押しており、つい噴き出してしまった次第。作者とレビュアーの良き連携プレイを見せていただきました。

 連携プレイと云えば、作者 type-fさんの『君の水着(はだ)に僕はなる。』https://kakuyomu.jp/works/1177354054896311377も中々にやってくれまして。


 ──Hカップの君の水着になって、毎日着てもらう話...?

 

 こちら単体では「ああ、そういうエロ漫画の広告見たことあるわー」くらいにしか思わなかったのですが、その下に並ぶレビューのタイトルが「夢があります!!!」というね。あまりに──正直過ぎるだろうと。まあ、今回はギリギリで踏み止まらせてもらったので、残念かなスルーする運びと相成ったのですが。


・ジワジワ系

 云い換えると後からくる系キャッチコピー。初見ではあまりパッとせず「うーん、コレはちょっと違うかも」と目を背けてしまうのですが、他の作品のコピーを物色している間もどうにも頭の片隅より離れてくれない──アサシンの如く陰りに潜み、もう忘れたかなという頃合いで袖引小僧顔負けに袖を引いてくるタイプ(この表現だと誤解される恐れがなくはないため、補足しておくが袖引小僧はアサシンではない。──ねぇ、この括弧書き要る?)。たとえば、深川夏眠さんの『入山』https://kakuyomu.jp/works/1177354054891816342のキャッチコピー。


 ──謎の修行者は小太り体型だった……。


 ファーストインプレッションは決して強い方ではないが、どうにも後を引く味ですね。

 

・微笑ましい系

 これについては代表格を見てもらった方が早い。リエミさんの『ぺんぺんとらっかせい』https://kakuyomu.jp/works/1177354054887222415のキャッチコピー。


 ──「やあ! ペンギン」 「あぁ、らっかせいくんか」


 これはね、盲点だった。クスリとさせろと云えばガツンかジワジワの二択狙いだろうと踏んでいたが、まさか微笑ましい枠に滑り込んでくる作品が現れるとは夢想だにしていませんでした。ただ、小説としては大分と乾いた笑いを誘う内容でしたが(らっかせいくん──)。

 というわけで参加している誰よりも実は主催者が一番楽しんでいるこの企画、五日後終了でございます~。キャッチコピーを含めたガワオンリーで中身のない企画特化型作品もお待ちしておりますゆえ、奮ってご参加くださいませ~。

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