第12話
「うーうん」
「おはよう」
「うっうわ」
目の前に急に顔が現れたら誰でもびっくりするでしょう
「酷いな、せっかく泣きついてきた君を受け止めて膝枕までしたあげたのに」
そうすると今までの記憶がすべて蘇ってきた。大泣きして彼女にすごく甘えた記憶も
「かわいかったよ。君が赤ちゃんみたいに甘えていた時」
ものすごい羞恥心が襲ってきてまた自殺したくなる。
「とりあえず、ひとまずは大丈夫そうだね,じゃあ話を聞かせてもらおうか?」
そこから俺は全てを吐き出した。急にいじめが始まったことと親友に裏切られたことなど途中泣きながらそして支えられながら全てを話した。
「わかった、私が全てなんとかするわ」
僕は今彼女以上に信頼できる人はいなかった、僕は彼女に全てを託した。
彼女は嬉しそうに階段を降りていく。今から始める楽園のような日々を想像して、まずはデートからそして初夜なことまでも、そして結婚のことまで予定を立てこれから何があろうと絶対彼を離さないことを
「凛くんは生まれた頃から私のものだからね」
そこからの僕はあまり覚えていない…
彼女が学校や親への説明など全てをやってかれた。そして僕は人との会話ができなくなっていた。話そうとすると手が震えたりしてまともに喋れない……そう彼女以外は
部屋に篭りきりの生活が始まった、勉強に関しては彼女が全て教えてくれたから問題は一切ないが僕は壊れていたのだろう。
裏切られたことへの恐怖から僕は彼女に執拗に連絡を取った。5分に1回電話をかけて3コールいないに出ない場合発狂するなど、とにかくおかしかった。
それでも彼女は優しく僕を迎え入れてくれた。
僕が何度でも電話をかけても毎回優しい声音で僕の名前を呼んでくれた。
そのことで、僕はだんだん治ってくるかと思いきやこの生活は半年以上に続いた。
そして僕の登校日がやってきた
愛が重い妻と俺の日々 @tkg0101
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